大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

ことばネットワーク


『Uさんは運動会、どんな競技に出場したの?』

「あの、えーっと、あれ、あれやん。

 うーん。忘れちゃった……。」

 

・・・あいつの名前はなんだっけ?

 

 「グイッ」とされる あいつ

 「1ぽん」の あいつ

 「茶色」な あいつ

 

みんなに囲まれる あいつの名前・・・・

 

そう「みんなでグィッ!」

 

それでいい

 

それがいい!

 

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言葉は他の言葉との関係を

空のように広げたり海のように深めたり

互いに関連させることで 固い記憶になっていきます

 

例えば鳥の姿を見える世界から切り取って

その絵をみて/tori/という音で覚えるだけでなくて

 

「鳥」に「羽」があり「空」を「飛んでいる」

「空」には「雲」や「太陽」があり

「飛行機」も「飛ぶ」

 

そんなふうに

繋がりあっている世界から区切りをみつけて

切り取ったモノを言葉にしていると

考えることもできます

 

言語に対するそんな科学の姿勢を

「構造主義」と呼んだりします

 

1910年代にスイスのジュネーブ大学で

ソシュールという言語学者の講義から出発した考えです

 

ー 言葉として肝心なことは音じゃない! ー

 

「さかな」を「しゃかな」と呼んでしまったり

「レモン」が「えもん」と聞こえてしまうことを

言葉の発達・言語の能力として

注目したって真価はない・・・

 

ソシュール先生の立場からすると

構音訓練はギャクタイ・・・

 

なのかもしれませんね。。。。

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さてさて subaco study

出場した競技について

話すことができなかったUさん

今日もPlay with therapyでいきましょう

 

愉快なお仕事

『パパはひげそり』の始まり♩始まり♬

 

 

ママはパパじゃなくてママ

それでもパパをママと呼んでいたあの頃だって

 

パパはひげそりじゃなくてパパ

それでもひげそりをパパと呼んでいたあの頃だって

 

きっと家族の記念すべき日々なんだ

 

 

 

さぁさぁ Uさん

言いたいように言ってごらん

うまく言えなくてもいいんだよ

 

 

冷蔵庫をママって呼んでも

 

お母さんは幸せだ

 

 

subaco study谷町 大介サブリーダー

  すばこだより2019年11月号から