てをつないで!!
Sくんはトランポリンが大好きな5歳の男の子。
トランポリンを出してほしいとジェスチャーで伝えてくれるのですが、いつもひとりでトランポリンを楽しみます。
Sくんはトランポリンから得られる感覚が心地よく、トランポリンさえあればひとりで取り入れられます。
では、ひとりでは取り入れられない感覚を知ったらどうでしょうか・・。
そこでSくんと取り組んだレッスンが「ロケット発射!」です。
3.2.1っ!ロケットビューン!と天に向かって思い切り身体を持ち上げてもらう活動。
下から見上げたSくんの顔は満面の笑みを浮かべています。
無事に着陸するとSくんは「もういっかい!」とロケット発射の合図を出します。
トレーナーがいるとできるこのレッスン。
また、肌と肌とが触れることで親密な信頼関係を築くことに役立つと言われています。
今度はロケットからおんぶの汽車に変身。
レッスンを通してだんだんトレーナーに視線を向けるようになってきたSくん。
今ではトランポリンを跳ぶ時に手のひらをみせるのが「一緒にしよう」の合図。
トレーナーに伝えることができるようになりました。
「せんせいといっしょなら、こんなにおっきなジャンプができるんだ!」
もっとたかく、もっとたかく!先生といっしょにジャンプだ!
subaco bond 矢野寛奈
(すばこだより12月号掲載記事)
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