大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

もしもの話


今日はみんなでカプラ大会。

絶対に一番高いタワーを立ててやるんだ!

だけど、今日のルールはそれだけじゃない。

絶対におしゃべりしちゃいけないんだってさ。

 

それに、先生がボクたちを喋らせようと

話しかけてくるらしい。

わかったわかった。 絶対に喋らないからね。

 

え!? 誰のタワーが一番高いって??

ボクのタワーに決まってるじゃん!

 

あれ…? あっ…! 喋っちゃった…。

 

不必要な情報には反応せず、

必要な情報のみに注意を向ける。

このように注意を能動的にコントロールすることは、

私たちが生活していく上で、

とても大切なスキルの一つです。

 

この「おしゃべりしないゲーム」も

妨害情報に反応せず、

必要なものにだけ注意を向けて

「声を出さない」という目的を

維持してもらう練習です。

 

しかし「おしゃべりしたらダメだよ。」

と、言われていても

ついつい喋ってしまうかもしれない。

そんな時、役に立つのが「if then plan」

 

あらかじめ「もし先生に話かけられたら、お口を塞ぐ」

という作戦を喋ってしまうかもしれない状況で、

どのように行動するかを事前に決めておくのです。

 

最初は、ついつい声を出してしまいそうになっていた

お友達も、「どうするんだっけ?」と聞かれると、

段々と上手にお口を塞ぐ事が

できるようになってきました!!

 

『大丈夫?このタワー倒れそうじゃない?』

 

しっかりとお口を塞いでからの、この笑顔。

ボクはおしゃべりしないんだ!という

自信が伝わってきますね。(重松)

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