大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

やりたくないけど…


「ビーズ通しなんて大嫌い‼︎  時間はかかるし、楽しくないし。こんなのやりたくないよ。」

正直な子どもの気持ちですね。

だけどsubaco switchでは、やりたくないことにあえて取り組みます。

「やりたくなくても、取り組む。」集団生活を送る上で、とても大切なことです。

しかし、やりたくない事を無理矢理やらせようとしても

中々うまくいきません。やりたくないものは、やりたくないからです。

「やりたくない」を「できた」に変える。

subaco switchは、その環境を提供する場所です。

たくさんのビーズを目の前にした途端、「嫌だー!」と机の下に隠れてしまっていた彼ですが

トレーナーの声掛けで、大好きなキャラクターに変身し

見事、最後までビーズ通しを行うことができました。

やりたくないけど…

苦手なものを目の前にした際に

脳にある感情や記憶を司る「大脳辺縁系」と呼ばれる場所がはたらくと

ついつい「嫌だー!」と衝動的な行動に出てしまうのですが

自分以外のものに変身し、「この人なら、こうするだろうと」自分以外の視点で考えることで

「前頭前野」と呼ばれる理性や思考を司る場所が強くはたらきます。

こうすることで、やりたくないことでも取り組めるようになるというわけです。

「このビーズめ!退治してやるからな!」

「そっちへ逃げたみたいですよ!」

「なんだと!」

 トレーナーと、このようなやりとりをしているうちに

 いつのまにかビーズ通しは終わっていました。

「やりたくない」が「できた」に変わった瞬間です。

「できた」と感じられる経験を増やしていくこと。

 この経験の繰り返しが、少しずつ「やればできる」に繋がっていくんですね。

 ちょっとずつちょっとずつですが

 今日も「できた」が増えますように!(重松)

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