カタカナを学ぶ意味
カタカナって必要??
ひらがなで書いても分かるじゃん!
やっとひらがなを覚えたと思ったら、
今度はカタカナ。さらに漢字まで・・・!
もぅ、イヤになっちゃうよ!
小学校1年生のRくんの言葉に
私はとても考えさせられました。
カタカナは、ほとんどが直線で構成されており、「タ」「ヌ」「ヲ」など、
形態が似ている文字も多く、細かい違いを見つけることが苦手なRくんにとっては、
なかなかの”強敵”なのです。
確かに…ひらがなが使えれば、
自分の言いたいことは文字にできますよね。
ではカタカナを使う時はどんな時でしょうか?
外来語や商品名…。あとは擬音語・擬態語や、
何か強調させたいとき??
私たちは声で誰かとコミュニケーションを取る時言葉だけではなく、
表情や仕草間の取り方・ジェスチャーなどいわゆる言葉の周辺要素を使って話します。
むしろ言葉よりもそちらの方がコミュニケーションにおいては
重要であることが多いような気がします。
ぶっきらぼうに「ゴメン!」と言われて、
本当に謝る気はあるの?と
余計に腹がたってしまったり・・・。
逆に、言葉は少なくても肩をポンッと
叩かれるだけで「頑張れ!」 のメッセージが
ヒシヒシと伝わってくることもありますよね。
文字言語になってもそれは同じで、どんな表現を使おうかな…?
ここは漢字よりもひらがなで書いた方が相手にニュアンスが伝わるかな?
カタカナで強調させてみようかな?など、自分の想いがより相手に伝わるように…。
言葉を選ぶのと同じように、表記も選択することが出来たら素敵だなぁと思います。
もうすぐクリスマス。
Rくんは、サンタさんへのお手紙を書くことにしました。

ここはカタカナで書くと読みやすいかな?
サンタさんにはいっぱい手紙が届くから…
僕が欲しい物、間違っちゃったら困るもん。
だからちゃんとサンタさんが
読みやすいように書かなきゃね!
一生懸命練習したカタカナを使いながら
仕上げたお手紙です。
きっとサンタさんにも届くはず!
今日も言葉の世界を教えてくれたあなたに
心から「ありがとう」
subaco study:原敬美
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