大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

クリスマスオーナメント作り

2017年もいよいよあと1月程になりました。

 

subaco trainingのハロウィーンではカボチャをデコレーションしてジャック・オ・ランタンを飾り付けたり、BGMも変える事で季節やその時期の行事を感じられる雰囲気を利用者様と一緒に演出してきました。

 

そして12月の行事と言えばクリスマス。
subaco trainingでは、クリスマス会と利用者様の忘年会をセットにして、1年を締めくくるイベントにしていますが、今年は例年より盛り沢山なイベントにしたいとsubaco trainingの美術担当、Nさんから希望の声が挙がりました。

 

今年のテーマは、[自分達が楽しむだけではなく、他の人までHappyになるクリスマス]

 

Nさんに相談するとサンタブーツのツリー飾り(クリスマスオーナメント)を沢山作って子供たちにプレゼントするのはどうですか?と提案してくれました。

まずはクリスマスオーナメント作りに必要な素材を確認する為に意見を出し合いました。既に用意されていた赤いフェルト布や手芸用の綿だけではなく「リボンと鈴も付け足したらもっと華やかになりそう!」と、完成形のイメージを膨らませていきました。イメージしたものが上手く形に残せるのか、まずはNさんと数名で試作品を作る事になりました。

 

Nさんは首や肩の緊張が強くなると痛みが出てしまうため、重たい物を持ちあげたり、机上で長く活動を続けるのも一苦労です。自分の意思で筋肉を動かしたり、制御する事が難しくなり不随意運動によって持続的・突発的な筋収縮が起きてしまう事から、身体的・精神的にも苦痛を伴うことも多くあります。また、脳の大脳基底核と呼ばれる情動を司る部位に変調があると、同じ大脳基底核で関連の深い不随運動に影響が出てしまいます。

 

いつも器用に製作に参加してくださるNさんですが、ハサミを使った細かな作業が続き、指先に負担がかかり「使いづらいなぁ・・」とつぶやきました。人差し指と中指の圧迫に不快感を感じると、徐々に自分の意思とは関係無く肩や首の筋肉が伸張・収縮を繰り返して頭が左右に揺れていきます。この頭頸部を揺らす症状は振戦といって痛みを伴う事もあり大変辛くなってきます。

 

そうなる手前で一度、作業をしていたハサミを置き、指先の筋肉の揉みほぐしや指の体操を取り入れます。それでも長時間の細かな作業で少々お疲れモードのNさん。「上手く完成出来るかなぁ・・?」と少し不安を漏らしてしまいました。

 

しかし!Nさんには元気の源となる、とっておきのものがありました。それはプレゼントを贈られた人の笑顔を想像することでした。上手く出来るか、完成出来るのか不安になってきたNさんに「Nさん!このプレゼントはどんな風に渡しますか??」「これを貰った子供達はどんな顔するでしょうかねぇ!?」と問いかけると…。

 

「ウフフ♪」と表情が明るくなり、「快」の感情により振戦も落ち着いていくNさん。

 

指のストレッチも施して、身も心もリフレッシュしたNさんは、また何枚もの生地をハサミで切り始めました。「Nさん大丈夫?無理しなくても良いですよ?」と、声を掛けると「もう大丈夫です!」と誇らしげにVサインを見せてくれました。

ボンドが乾ききらない内に綿を詰める作業もあり、苦戦もありましたが、エンジンの掛かったNさんは、ノンストップで試作品を完成させて一同拍手です。

ブーツの裾付近の綿が上手にまとまらず「アフロみたいになっちゃった」と、笑いながら受け止められたNさん。「これが私の第一号!!」「これを基にしっかりしたものを作ります!」と、1段階逞しくなったようでした。

 

さぁNさん、「N・Works」開業ですね!ハンドメイドで世界に1つだけの可愛いオーナメントを贈りましょう♪
subaco training:中井光

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