大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

スパイダーで立つ



subaco trainingにはスパイダーというトレーニング器具があります。

スパイダーは1993年にNorman Lozinskiによって開発されたもので、

主に麻痺などで身体を上手く動かすことが難しい児童に使われています。

subaco trainingでも、利用者様がスパイダーを使いトレーニングをしています。

一人で立つことが難しいHさんは、スパイダーを使って立位保持のトレーニングを。


普段の生活では、移乗時の数十秒と短い時間しか立位保持をしている時間がありません。

しかし、スパイダーを使うことで姿勢を安定させ持続的に立つことが出来ます。


Hさんは当初5分立つのが精一杯でしたが、今では30分以上立つことも出来るようになりました。

下肢の筋力が付いてきたこともありますが、

Hさんは「だんだんと楽な立ち方が分かってきた」と話されています。

長い時間立つことが出来るように足底の着く位置や身体の傾きをHさんが決めています。

不必要な筋緊張を無くし、より効率的に姿勢を保つ方法が分かってきたようです。

効率よく立位保持することが出来るようになったことで、

上肢でiPadを使って作業をすることも出来ています。

今後も立位でできる事を増やしていきましょう!

また、スパイダーを使った様々なトレーニング方法を紹介していきますね。

(subaco training:青木正治)

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