大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

モロー反射


ビックリしたら手が上がる

顔の筋肉がひきつって

オギャー!オギャー!

 

ママが『大丈夫だよ〜』って微笑んでくれた

どうやらボクの驚きが伝わったようだ♪

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乳児が大きな音を聞いたり

体が急に動いたり

肌に触れていた感覚がなくなった時など

感覚情報が突然変化した時に生じるこの反射

モロー反射(俗称:ビックリ反射)と呼びます

 

この反射が認められるということは

脳幹という場所で耳や目、鼻などの感覚神経と

手足や顔などの筋肉を収縮させる運動神経が

連結(シナプス)していると示唆されます

 

モロー反射は教科書レベルでは4ヶ月程度で消失すると説明されており

資格試験では乳児期で消失する正常反射と覚える必要がありますが

大人になっても前置きなしに強い音や揺れなどを与えられるとこの反射は現れることがあります

 

発達支援の現場レベルであれば

乳児期以降も認める事がある反射として理解し

子どもが許容・統制できる外乱刺激の程度を知る為の大切なサインとして観察することが大切です

 

 

ただ

『観察・評価の為に反射を確認することが大切』といっても

子ども本人にとってはビックリする程の状況で

驚いた後に感じるものは不快や不安、、、

やがて悲しみや恐怖になるのかも知れません

 

子どもたちにこの反射が出た時は

『モロー反射陽性だ。』

と冷静沈着に評価する以前に

心ある大人として 良き支援者として

『ビックリしたね、ごめんね、大丈夫だよ』と

この子を包み込んで

安心・安全を裏切らない関わりを約束したい!

 

『ごめんね』と『お願いだから、、、』と

大人が子どもに頭を下げるだけではありませんが

 

『すみません』『失礼します』と

エレベーターや電車などの人前で

腕が上がらず 頭が下がりやすくなるのは

大人に始まる反射だったりするのでしょうか?

 

 

どんなに驚くことがあろうとも

立ち直っていこうじゃありませんか!

まず頭から!!