大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

ロッカーファンクション


 

ズルズル ペタペタ 歩いている

 

ドテッとでんぐり返り

バタンバタンと縄跳び

ドスンと鉄棒前回り

 

ボクが正せば良いとこを

先生の見た目で言われても困るんだ

 

だってボク

自分の目を動かして

自分の体を動かす余裕がないんだもの

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子どもの動作を評価する方法に

『動作観察』があります

 

子どもの動き方や姿勢を

療育者が自分の眼で確かめる評価法です

経験値が多くなるにつれて精度が高くなる方法です

 

出来る限り素早く介入する為に(トップダウン)

役立つ評価法として養成所で教わりますが

教わるものは動きの見方であり

聞こえ方などはあまり習いません

 

 

でも

聞こえ方で動作を評価することはできます

 

人が前進する運動のメカニズムは

脳で神経、筋肉を操って

関節を動かしているだけではなく

踵やつま先などの丸み(カーブ)を利用して

床面を転がるような仕組みで動いてもいます

この機能をロッカーファンクションと呼びます

 

歩行中、踵の丸みを利用して機能をヒールロッカー

つま先の中足骨頭あたりの丸みを利用することをフォアフットロッカーと呼んだりします

 

(立ち上がり動作で坐骨結節の丸みを利用することはなんと呼ぶのでしょうか?特定の用語がないように思います)

 

これらのロッカーファンクションが活用できていると

クルンクルンと運動ができていて

バタンバタンと『音がしない運動』になっています

 

床からの衝撃を減らせる分

崩れにくい姿勢を保つことできます

 

 

目を凝らすだけではなく

耳を澄ましてみよう

 

あの子がジャンプする音が聞こえるよ

 

膝は柔らかく

心踊る♫