大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

動物の王様はだーれっだ!


そろそろおやつの時間かな?

大好きなゼリーはあるのかな?

あっ・・・。

他のお友達も集まってきた・・・

僕はあとで食べようかなぁ・・・。

 

 

お友達が嫌いな訳じゃないんだよ。

本当は一緒に食べたいけれど

ちょっと恥ずかしいんだ…

 だってゼリーのふたを

一人で開けられないんだもん…。

 

 

「そんなの簡単だよ!」

皆んなはそう言うけれど

僕にとっては、そうじゃないんだ。

 

 

だってどこ持てばいいの?

僕の指先ではびくともしない….

 

 

ゼリーのふたを開けるとき

関節や筋肉の動きなどから

身体の位置や運動の状態を感知する

感覚(固有受容覚)が大切となり

親指・人差し指・中指を中心に

指先でゼリーのふたを摘み

反対側の手でゼリー本体をしっかり固定して

ぐっと力をいれて引っ張る必要があります。

 

 

しかし、摘む力が弱かったり

指先をうまく使うことができない子ども達は

苦戦を強いられてしまいます。

 

 

そんな子ども達と今回は、

「何の動物?」と言う活動を行いました。

 

 

動物の胴体をかたどった台紙に

洗濯バサミをつけていきます。

さぁ、まずはどんな動物が出来るかな・・・

 

 

 恐竜の背中に洗濯バサミを

順番につけていくと・・・

あっ!!

かっこいいステゴザウルスの完成!

 

 

次は、僕の大好きなライオンさん!

ぐーっと、ぐーっと

力を入れて…

 

 

色々な洗濯バサミがあって

少し難しいけど・・・。

ちょっと頑張ればできそう!

ほらっ!見て見てー!!

僕にしか作れないカラフルな

とっておきのライオンさんの出来上がり♪

僕の指もなかなかやるでしょ。

指の使い方も段々と分かってきたぞ!

さぁ、ゼリーのふたもヘッチャラさ!!

 

 

今日のおやつの時間は、まだかな??

皆んな僕と一緒に食べようよ!

ゼリーのふたが開けられなかったら

僕に任せてね ♪  subaco kids靱公園:田中琴音

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