報酬系

自信を持つんだ
グーに負けないパーはキミに勝てないさ
うぬぼれないで
パーに負けないキミはグーに勝てないよ
勝つかもしれない
負けるかもしれない
喜ぶかもしれない
泣くかもしれない
そんなキミのVサイン
いつもピースなヤツなんだ!
——————————————————————
衝動的に動いてしまいやすい子がいます
衝動性は誰にでも備わっていますが
衝動性を抑えきれず社会生活に支障や制約が生じている場合は多動症の診断がつく場合があります

衝動性は報酬システムと関係が深く
報酬システムは不確実性と期待誤差が関係します
欲するものが得られる確率が低い、不確実性が高いほど得た時の興奮は高まります
また、欲するものが予想よりも大きかった、期待よりも大きな差があれば興奮は高まります
喜びの興奮が高いほど快楽感は強くなります
この興奮を脳は覚えます
離乳を始めた幼児期は何も得られない時間が不安を生み、快楽に結びつく報酬を得る為に探索活動を活発にしていきます
しかし、探索活動を続けても単に動き続ければ得られるとは限らず
次第に経験則(結晶性知能)が熟していきます
感情的な衝動を抑えて、経験則・方略で行動する力は自己統制(自制)という高次脳の機能です
報酬系を鍛えるにはこの自制が重要です
自制心を育むためには報酬の不確実性や期待誤差を調整して行動学習していけば良いだけではなく
治療薬だけでコントロールすれば良いものでもありません
親子関係、教師生徒関係、友達関係が大切であり
孤立させない時間が必要です

日常生活には何が大切か
将来どういう大人になりたいか
それは子ども自身で決めるのではなく
親や教師である大人が子どもたちに
このように生活して欲しい
こんな人になって欲しい
そんな理想像を描いて接しているはずであり
大人になるまで大人から学ぶことが沢山あります
しかし、そんな教育・子育ては親にとって大変骨が折れます
他人がいる場所で子どもに叫んでしまうことも
子どもに罰を与えてしまいたくなることも
親をやめてしまいたくなることもあるでしょう
そんな時はここに来て私たちに話して下さい♫
完璧ではなく欠いた部分は誰にでもあるもので
その欠いた部分で周りを和やかに出来たり
輪になることが出来れば素敵だと思います

親らしさの不確実性や期待誤差も
大切にしていきませんか?
この子に寄り添い
1勝1敗1引き分け
青春ばかりのご家族です☆