大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

大切なこと


7月28日に大阪医専様で2日目のデリバースクールが開催されました。

 

検査を実際に行いながら検査方法を学び、

相手を気遣いながら負担なく検査できるよう心配りをしていましたね。

 

「痛くないですか?」

「疲れていませんか?」

 

どのグループからもこのような相手を気遣う声が聞こえてきました。

講師として参加したメンバーは「丁寧な言葉づかいで、しっかりした人たちだった」と言っていましたよ。

 

 

次は一歩踏みだして欲しいのです。

 

検査結果も大事だけれど、その先に何があるのでしょうか?

 

それは「生命」「生活」「人生」といったその人のLifeがあるのです。

 

QOL(Quality Of Life)は医療や福祉を学ぶ時によく聞く言葉です。

 

大切なことだけど利用者さんや患者さんを目の前にどれだけの人がQOLを意識して関わることが出来ているのでしょうか?

 

それを改めて考えて欲しかったのです。

 
 
 

そこで今回のデリバースクールでWさんについて生活発表を行いました。

 

笑顔が素敵なWさん。

毎日を楽しく過ごしているように見えるけれど、一人暮らしをしようと頑張っている最中です。

「一人暮らしにチャレンジすることが出来るなんて奇跡だ」とWさんのお母様は話されていました。

それは生まれてから歩んできた軌跡があるからなのです。

 

これから実習にいく学生さんたちにQOLを踏まえた上で

「こんな障がいをもたれた◯さん」に何ができるのかと考えるのではなく、

「こんな生活をしている◯さん」「こんなことがしたい◯さん」に何ができるのかを考えてもらいたいと思います。

 

機能を向上させることが目的なのでしょうか?

 

その人らしく生きること、人生が豊かになるように考えることで

「あなたに出会えてよかった」と思ってもらえるような、

感動の瞬間に出会えるのかもしれませんね。(古川)