座る
座ることが苦手な子どもたちがいます。
「今は座っている時間だよ。」と言われていても、
じっと座っていることができずに、ついつい立ち上がってしまう子どもたちです。
座ることが苦手な子どもたちは、
気になるものを見つけると、座っていないといけない時でも
そのまま行動してしまうということがあります。
身の回りの刺激に対して、
自分がどのように行動すれば良いかを考えられるには、
意識のレベルが「自己意識」と呼ばれる段階まで高まっている必要があります。
これは、能動的に注意をコントロールできる状態です。
意識のレベルが下がっている、
つまりボーっとした状態が続いていると、
より強い刺激に反応してしまうということがあります。
これは、意識のレベルを高めるための
無意識的な行動なんです。
写真の砂時計は、意識のレベルを「自己意識」にまで高めるためのアイテムです。
“お砂が全部落ちるまで、座って見ていようね。”
このような練習を通して、“できる”という自己認識を育むことが
switchのアプローチの目的です。
“座ってお友達と一緒に仲良く遊ぶことができた。”
“座って最後まで授業を聞くことができた。”
できることが増えることで、子どもの世界が広がるように。
私たちトレーナーの使命のひとつです。(重松)
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