大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

心理療法


 

私は冷ややかな頭で新しいことを口にするよりも

 熱した舌で平凡な説を述べる方が

 生きていると信じています

 血の力で体が動くからです

 

      (引用:夏目漱石『こころ』)

 

 

血が体を動かすのか?

心が体を動かすのか?

 

 

心理療法の歴史は古く

18世紀

ドイツ人医師のメスメルから始まった動物磁気説

そして生まれた催眠療法

 

19世紀

フランス人医師シャルコーの催眠療法から

オーストリア人医師のフロイトが生んだ自由連想法、

そして精神分析学の発展

 

20世紀

スイス人医師のユングがフロイトに師事して唱えた分析心理学

 

 

催眠で動かされる体の事実から

体を動かす実態について注目が集まり

精神医学が発展します

 

 

一方で

同じ20世紀

 

アメリカの心理学者のスキナーが唱えた行動主義

そして生まれた行動分析学

それをきっかけに脱感作療法や暴露療法ABAが始まります

 

さらに人為的に学習させなくても

肉体のかすり傷や骨折が治っていくような

生理学的なホメオスタシス(恒常性)のように

精神にも自己治癒する力があると論じられ

本能的に自己実現へと向かっている(自己実現論)と提唱したのがマズローの人間性心理学

そして、アメリカの臨床心理学者のロジャースから来談者中心療法が始まります

 

患者(クライアント・来談者)の抱いている感情が

支援者に転移して

支援者の感情がクライアントに転移するという

双方向の感情転移を繰り返し

異常な行動を引き起こす認知の歪みを補正していく

認知行動療法というアプローチが発展していきます

 

 

近年ではその中心にある感情・認知に対して

焦点を当ててアプローチするだけではなく

座禅・瞑想を用いるマインドフルネスを代表とする

脱中心的な認知行動療法が注目されています

 

 

いかがでしょうか?

心理的な支援が催眠術から始まり

心理を精神と科学し分析が始まり

行動を学習したり

認知を補正したり

そして瞑想に至る最近の心理療法

 

端を折った説明ですが

催眠から一周回って瞑想へと

心理療法の変遷が結果的に

18世紀始まりのメスメルのようなアプローチへ

戻りつつあるような気もします・・・

 

 

心理療法として大切な狙いは自分との距離

自分の関心を持つ相手(人・物・活動など)との距離

心理的な距離を動かしていくことのように思います

 

 

その方法は瞑想に限らずハイキングや料理など

物理的に距離を変える方法も良いでしょう

 

面談、対話のみでなく

体に働きかけて心を育んでいくアプローチも大切です

 

 

さぁ今日もsubaco switch!

ADHDと呼ばれる子どもたち

 

 

注意がそれてしまったり

落ち着きがなくなるくらい不安な時は

 

声が大きくなったり、

ウロウロ、、ソワソワ、、、

体の動きが多くなれば

チャンス到来!!

 

 

自分の距離を動かす練習のはじまり、はじまり♫

 

 

大人からの誘いで

いやいや始めたトランプタワー

やりたくなくてもいいんだよ

やってみるだけでいいんだよ

 

 

偶然立ったトランプタワー

奇跡に心が動くその前の

心の場所はどこだったのか

 

 

決してこの子だけのせいじゃない

 

人の心理を誘うスマートフォンやタブレット

 

自然な子どもってなんだろう?

なりたい自分ってなんだろう?

 

 

自分と正面から向かいあうのではなく

自分の気持ちから自分を遠ざけて

自分の心を育てていく方法が

ここにあり

 

 

 

 

 

 

  今日はとりあえず家にいてダラダラしなよ

  バカらしくなって気づけば腹が減っているだろう

  明日晴れても晴れなくてもどこか行こう

  指切りげんまん嘘ついたら

  ぶん殴りに行くからさ

 

 

                                 あいみょん”RING DING”