大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

福祉のお仕事


私たちの仕事は新しい仕事です

当事者様が声をあげ

日本政府が政策し

行政が管理する

固い仕事でありながら

福祉全体の中でも特に新しい仕事です

 

 

私たちの仕事には

児童指導員という職種があります

しかし 児童指導員という資格はありません

 

生活支援員という職種があります

しかし 生活支援員という資格もありません

 

日本の現状は児童指導員・生活支援員という職種に対して

その専門性に関する資格を特定しておらず

その特定の業務を担う人に対する養成研修が企画されていません

 

その一方で 保育士・教員免許・看護師・理学療法・作業療法士など

資格を持ちながら児童指導員や生活支援員を含め障がい福祉に関わる職に努めると

 

その経験はキャリアとして認められ 

どの事業所にも必要な管理責任者に従事することができます

 

そのため管理者が作業療法士の資格を有する事業所であっても

児童指導員は保育士資格をもっていたり

資格をもたない場合もあります

このような状況が当事者様に対して

混乱を招く恐れもあります

 

 

一つのチームになるには

一人一人の背景が異なれば

互いを理解することから始まり

自分の扉を開ける必要があると思います

 

 

このような努力が無駄であるのか必要なのか

はっきりとは言えませんが

そもそも

児童指導員や生活支援員という職種が

養成研修として資格化されていれば

支援者側にとっての進路の悩みも

当事者様にとっての不安も

多少は緩和されるのではないでしょうか

 

 

 日本の福祉は発達途上にあって

 新しい時代のつなぎ目に私たちは立っている

 

 

それに気づくことが出来れば

既存のサービスを利用する立場や

既存の職務内容を習う立場としてだけでなく

互いに新しい資源を作っている立場として

さらなる努力と

さらに一歩

踏み出す勇気が湧いてきます

 

 

 

今年もsubaco職員に新たな仲間が加わりました

 

体育教育を学んだ人

特別支援教育を学んだ人

作業療法を学んだ人

理学療法を学んだ人

公共政策を学んだ人

健康科学を学んだ人

英文学を学んだ人

 

音楽療法を学び続ける人

 

 

様々な背景をもつ若者たちです

 

 

一つの理念を点として

端を持たない円が描かれていきます

 

同じものに等しいものは互いに等しく

互いに重なり合うものは互いに等しく

全体は部分よりも大きいのです

 

 

全ては

この子らが世の光に 

 

 

 

障がいの重度を問わず 

生きにくさを感じている人たちが

生きにくさを隠しながら

社会適応のために努力を強いられるのではなく

 

生きにくさの理由や

育ちにくさの原因を考え

より良い関わりを発見し

折り合いを築いていくことが

実は社会の発展につながっていくのだと信じています

 

 

出来ないことも

出来ることと同じくらい等しい価値があり

私たち一人一人が重なり合う部分を持ちながら

大きな全体を作っていくのではないでしょうか

 

 

理想の地域・国・社会

理想の教育・医療・福祉

 

 

理想だけではなりませんが

理想はやはり大切です

 

 

時代として新しいこの仕事に

新しい未来を感じ

今日も ときめいています

 

 

 

この子らと私たちに

『できた!』が今日も

 

 

 

 

    Nobody wants to know him

    They can see that he’s just a fool

    But he never gives an answer

 

                     The Beatles –  The fool on the hill