『参加』の2文字。
職員の岩鶴先生の支援報告です。
りょうくんについて
ちょうちょ結びを使えるレパートリーを増やすこと、自らちょうちょ結びをしようと思い結べること、又、ちょうちょ結びを定着させること、を目的に様々な紐でちょうちょ結びを行ってもらいました。
今後も”3本指なぞり”を練習に取り入れながら自立してできることが増えるように支援していこうと思います。
又、りょうくんはコミュニケーションが大きな課題であると思います。
今週はiPadが報酬とはなっていますが、集団活動にも参加してくれました。
1人で活動することが多いりょうくんなので、少しでも集団活動に参加し、他児童と同じ時間、同じ空間を共有してもらい、少しずつ集団活動での楽しみ、喜びを感じていってもらいたいです。
そして、活動の幅を広げていってほしいです。又、理解と関わりの評価を取り入れながら、私に何ができるのかを考えて支援していこうと思います。
りょーくんの支援に関して岩鶴先生は『参加面』を考えています。
空間・時間と活動を共有すること、そして楽しみ・喜びを受容できることを目標に支援しています。
他にも『参加』について考えている先生は多くおられます。
職員の紙谷先生は『参加』について、ある児童との関わりの中でこんな発見があったそうです。
以下、紙谷先生の支援報告です。
りょうた君について
集団活動では少しずつ参加が出来てきてるように思います。
参加といってもいろんな参加の仕方があるなと思います。
みんなと同じように全部参加が出来る子もいれば、部分的に参加できる子、同じ部屋でみんなの活動を見ることや、別の活動をしながらチラチラと集団を見てくれているのも参加になるのではないかと思います。
りょうた君は、はじめ部屋は同じでも自分の活動に夢中であまり集団の活動を見る事も少なかったのですが、最近は活動を止まって見てくれている事も増えてきました。
これも、大きな一歩だと思います。
りょうた君のペースに合わせながら集団に少しずつ参加して貰えたらと思います。
よく観ていると思いました。
『参加といってもいろんな参加の仕方がある。』
その通りですね。
いったい『参加』とは何なのでしょうか?
子どもたちだけでなく、私たち大人にとってもこの社会で生活していくために、
とても重要な事柄だと思います。
そのような『とても重要な事柄』が漢字2文字に集約されているのです。
『参加』。
たったの2文字です。
2文字にまとめることよりも、岩鶴先生や紙谷先生が努力しているようにこの2文字の意味を探したり、原因や方法を考えたり、広げたりすることが大切なのだと思います。
ハンデを抱える子どもたち・大人たちにとって
参加とは貢献か、恩恵か。
『この子らを世の光に』(糸賀一雄先生)
subacoは支援者提供者と支援必要者の良い関係を模索している日々です。
I was born to love you
With every single beat of my heart
Yes, I was born to take care of you
Every single day…
I Was Born To Love You – Queen