大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

『強化』


ヘルパーの丸山から支援報告メールです。

アカデミックな支援になってきましたね!

それが文面から伝わります。

 

 

お疲れ様です。 

今日も、大阪城→東梅田→ガスト→上本町のルートでした。

昨日よりも事前の呼びかけを増やしてみたところ、電車に乗り込むときの横入りや、無理やり席に座ろうとする事はありませんでした。

しかし、今日は東梅田の本屋さんで

カバーのついた本を破って読もうとしたのでできないように防ぐと、

カバーがついているから読めないよと言っても指示が入らず、思い通りにできないストレスで少しパニック気味になりました。

出かける前にお母様と約束した大きな声を出さないを守ろうと声掛けをしましたが、入りずらかった様で落ち着くまでに時間がかかりました。

一度は家に帰りたい!と言っていましたが、少し落ち着いてきたときに、

ガストで食事後にiPhoneをする?と提案すると、その後はスムーズにガストまでいくことができました。

食事後、iPhoneは机の上に置いてみんなでみようなど、

いくつかのルールを決めて

iPhoneで遊びました。

紙に書いて私が読み上げ、字を目でおってもらい約束を確認してから遊びに入りました。 

今日もしっかりと

約束を守ってくれました。

何かiPhone以外にも、〇〇君が興味を示すものが見つかればと思います。 

報告後お母様から、良いことをできたときに褒めて正の行動を増やすというアドバイスを頂いたので、次回からより強く褒めて快の感覚を入れれるようがんばりたいと思います!

 

 

ここで丸山さんの文にある『正の行動を増やす』という内容。

心理学や行動分析学では『正の強化』といいます。

正の強化には3つのキーワードがあります。

①増大

②呈示

③随伴

 

①増大は刺激により本人の正しい反応(行動や発言など)が将来的に増えること

②呈示は本人が反応を示した後に結果刺激を意図的に与えること

③随伴は本人から要求された反応を求められるまで、結果刺激を与えないこと

です。(間違っていたらスミマセン。)

 

 

ここで大切なのは『刺激』や『反応』について理解しておくことですね。

 

 

でも、でも、

とっても大切なことはこの①〜③を行う自分と相手の関係だと思うのです。

だれから褒められるのか、だれから与えられるのかで、

『正』の意味も違ってくるのではないでしょうか?

正を強化するためには、しっかりと負も強化しないといけないと。

『負』と『罰』は違いますし、

『褒められる』ことが『正』ではないのです。

 

ここはかなり難しいですし、勉強もしなければなりません。

ですが、ここまでのことを書いてきた丸山さんに拍手です。

丸山さんもヘルパーを続けてもうすぐ1年ですね。

 

やってることが変わってきたじゃないですか。

書くことが変わってきたじゃないですか。

 

成長しているんだと思います。

 

強化されているのは子どもたちだけでなく、

ボクたち支援者も一緒ですね。

 

今日も感謝です。

 

 

 

 

Come gather ‘round people

Wherever you roam

And admit that the waters

Around you have grown