『障がい』か『問題』か。
subaco での終礼(スタッフミーティング)や先生同士の相談を
みんな毎日欠かさず行うことを大切にしています。
児童の一日の状況を振り返って、担当の先生が話すことはどうしても、
『困ったこと』が多くなってしまっています。
児童の『良いところを見つけたい』という先生の思いは当然、備わっているのですが、
日々、行動面に援助がいる児童と関われば、
どうしても『これは良くないな・・・。』、
『放っておくと、重度化するのかな・・・。』など
支援している先生も不安になって、これで良いのかと焦りも感じてしまいます。
すると、いつのまにか障がいを抱える子どもたちの『問題』なことについてキャッチする関係として働いてしまうのでしょうか。
不適切な表現ですが、
『障がい児』と『問題児』は違います。
『障がい』があっても『問題』が少ない子どももたくさんいます。
それは適切な支援が受けられているだと思います。
先生たちが子どもたちの『問題』を目にする時、感化させられる時、
ここから適切な支援が生まれて、
子どもや家族自体が『障がい』があっても『いきやすさ』を実感できるよう進むことが出来れば
意義ある療育だとボクは考えます。
『障がい』を英語では『Handicaped』や『Disability』と表現されます。
『Handicaped』は『Hand in cap』から成り立っており、
『手に帽子を持つ』ということで『物乞い』に例えられているそうです。
これは賭け事の遊びから生まれたそうです。
競技の世界(ゴルフ)では公式な表現として、経験が浅い・技能が未熟な方でも
公平にゲームに参加出来るように、常識的に用いられているようです。
しかしながら、語源が『Hand in cap』『物乞い』であることから、
差別的な表現という意見もあり、
『Disability』『Challenged』と他の表現も用いられているようです。
ボクは様々な言い方があって良いのではないかとも思いますし、
場面や時期によって、違いがあって自然のように考えます。
でも、この『Hand in cap』。
帽子の中に入るべきものは何でしょう?
『適切な支援』でありたい。
適切ってどんな支援?
よく観て、よく考えて。
勉強ですね。
Sing with me
Sing for the year
Sing for the laughter and sing for the tear
Sing it with me
If it’s just for today
Maybe tomorrow, the good Lord will take you away
Dream On – Aerosmith