お箸の握り方。

subaco kids(感覚統合療法チーム)の原サブリーダーの報告です。
本人のお箸の操作について、
観察より優位性の高い印象として、
『基節部に近いところでお箸を挟み、握り込むようにギュッと把持している』
『お箸が離れたり落としたりするのが怖いのかな』
という点があげられます。
機能的な課題としては触覚識別や手指の固有受容覚の情報処理、手指判別などを予測し、いくつか測定を行いました。
前回行った触覚識別の「触りくらべ」の検査では練習の段階から分かりずらそうな表情を見せ、誤答も 5問ありました。
今週は「にぎりくらべ」の検査で手指の固有受容感覚の処理について測定を行ったところ、誤答は2問ありました。
『にぎりくらべ』の結果は『触りくらべ』の結果と比べると、 1こずつの違いが分かる!と自信を持って答えていくような印象がありましたが、
手掌にスポンジを収めて手指全体で握って確かめている様子も多く見られたため指先の感覚だけとなると、また結果は変わってくるのかもしれないなと感じました。
今後は、検査より明らかになった触覚識別機能の低下に焦点をあててアプローチしていきたいと考えています。
握りこまなくても、触れている・支えていることが分かるように、今後は触覚的なフィードバックが得られやすいようなお箸の使用を考えていきたいと思っています。
挟む対象としては、はじめは面が広くて軽い立方体のスポンジなどを考えていて、お箸でパズルや絵合わせなどのゲームを行えたらと計画しています。
また、手指を 3次元的にとらえられているのか、
自分の身体(特に手指)についてどれくらい知識があるのか
ということについても評価も進めていきたいです。
subaco kids 原 敬美
原因があるから結果がある。
結果があるから、目標を設定することができる。
目標にしていた結果が訪れた瞬間、
それが目標達成でしょう。
目標を達成するために、努力しよう。
努力の対象を絞るために君が『不器用』と思われている原因を調べよう。
それが私たちsubacoの『評価』という関わりです。
君を『やればできる』と信じてる。
でも、ただやるだけではできないと理解している。
じっくり、じっくり考えよう。
君が家に帰ってから、
君のことを思い出して考えている人がいる。
君が立派な大人になれますようにと
君が素敵な人と食事を楽しめますようにと
Just won’t let me be
I’m rockin’
Won’t you rock with me?
Nice Time – Bob Marle