大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

ふんたんパパの講義。


昨晩はふうたん(小学3年生:自閉症)のパパがヘルパースクールで講義をして下さいました。

ふうたんパパの講義は何度聞いても心に響きます。

 

ふうたんは本当に可愛らしくて癒される男の子です。

でも、一緒に暮らす親からすれば、可愛さに募る思いも様々だと思います。

どんなに可愛い子でも、どんなに小さい子でも、

親がつきっきりで育てることはボクたち支援者には想像出来ない労苦だと思います。

大人に対して無垢に甘えられる子を、ボクたちは純粋に愛着を感じられるでしょう。

支援者が親に『可愛い子ですねぇ!ずっと一緒にいたくなりますよぉ。』と話しても、

親は複雑ですよね。

 

どんなに小さくても、

どんなに可愛くても、

親が潰れそうになってしまうんです。

決して、子どもが嫌いだからではないんですよね。

 

嫌いじゃないのに、むしろ大好きなのに、

我が子に押し潰されそうになるのです。

育児に苦しさを感じ、それを他人へ言葉にすることは、さらに辛いことだと思います。

 

親として失格なのだろうか?

 

と感じるのではないでしょうか。

 

 

世の中には様々な支援法について学術研究があります。

我が子が出来ないのは、親としての勉強不足ではと考え、

様々な療育法に挑む方も多いと思われます。

 

もちろん、障がいの原因・特殊症状・現在能力を整理して良き関係者となるために、

一定の知識・技術は必要です。

 

ボクもヘルパーとして、セラピストとして、講習会や書誌から学ぶことは今でも続けています。

 

でも、それだけじゃないんですよね。

 

療育手段よりも、人の手なんですよね。

子育てによる疲労はストレスとして正確に親の精神・身体疲労に現れるでしょう。

育ての考察を深めて、勉強をして、時間を費やしても、

子の機能・能力が変わらないと感じたならば、さらに努力し、さらに疲労も増えるでしょう。

頑張れば、頑張るだけ、疲れてしまうのですよね。

これほど辛いことがあるでしょうか。

 

 

こんな言い方をすると福祉は愛だ!とかになってしまうのであんまり言いたくはないのですが、

 

子育てを孤育てから、呼育てへ。

 

ふうたんパパ 本当にありがとうございました。

ボクたちも支援者として、社会人として、ありがたさを日々感じております。

本当にふうたんは伸びたと思います。

みんなのおかげですよね。

これからが楽しみですね。

どんな大人になるのかなぁ?

まだまだ、ゆっくりゆっり。

 

 

Let’s dance!