クッキング(偏食指導?)
今日はスバコキッズでクッキングをしました♪
(クッキングと言っても恒例のホットケーキですが・・・)
お母さん曰く、この子はホットケーキを食べないとのことでした。
(発達障害をもつ子どもに偏食があるのは代表的な特徴の一つです。)
なんでホットケーキが嫌いなのかな?
味かな?
形かな?
匂いかな?
場所かな?
色んな理由が考えられます。
クッキングを始める前に今日はスタッフの坂本とずっと一緒に遊んでましたね。
坂本も根気よくこの子と関わっていました。
そして、レーズンを一つプレゼント。
お!食べた食べた!
レーズンは食べれるんだね!
その後に、何かが出来たらレーズンをもう一つ。
ホットケーキのペーストにもレーズンを入れました。
そして一緒にホットケーキを焼きました。
焼き上がるとためらうことなく、自然に食べていました。
たくさん食べましたね。
お母さんにホットケーキが完食できたことを報告すると、ビックリされていました。
家でもやってみるとのことでした。
で、肝心な今日の振り返り。
なんでホットケーキが食べれたのか?
お母さんからホットケーキは食べないと情報は頂いていました。
そこで、見た目がホットケーキと出来る限り認知されないように
形を小さくしたり、薄く焼きました。
そして、この子が出来る限り主体的・能動的に焼くよう課題設定しました。
そして、クッキング以前の活動中、レーズンが好きな食べ物であることを確認し、
遊びが成功したらレーズンを一つプレゼントして レーズンで行動強化し、
一連の活動に繋がりを作りました。
そして、クッキング。
ピントとフォーカス(視点・焦点)をホットケーキでなく、出来る限りレーズンへ!
始めはレーズンだけとって食べちゃうかな?と思いましたが、
ホットケーキ全体をパクッ!!
やったぁ!!!!と喜ぶ支援者(ボク・坂本)、
それでも、この子は普通に自然に食べていました。
食べ終わった後は、また坂本の手を引いてプレイルームへ。
ホットケーキを食べることが出来た理由・・・人なのかも知れないですね。
優しい支援者に囲まれて、子は育つのでしょうか?
お母さん、お父さんの食べさせ方、ご飯の作り方が間違っているなんてことではありません。
決して、子育ての仕方で偏食が決まるのではないと思います。
スタッフの坂本やボクを目の前に、
この子も良い所・かっこいい所・かしこい所を見せたかったのかも知れませんね。
親の知らないところで子は育つのでしょうか?
ボクにも子どもがいますが、
子どものことをボクが一番知っていることも大切だと思います。
でも、我が子のことを親のように知って関わってくれている友達や先生がいれば、
それは親として、愛されている子を産んだ人間として、
かけがえのない喜びではないかと思います。
たかが ホットケーキ。
されど ホットケーキ!
純粋にこの子と向かい合って、受け止めてホットケーキ!
君と作ると楽しいな。
この時間が好きになる。
この場所が好きになる。
この味が好きになる。
好きになれる自分になる。
今日もスモールステップ。
自分のこと、好きになれ!
all I can do is cry over you and hope you return someday
all I can do is cry over you ever since you’ve gone away