スバコトレーニング♪
ホームページをご覧頂いている方は既にお気づきかも知れませんが、
この五月からスバコで生活介護事業を行っています。
生活介護とはいわゆる、障がい者用のデイサービスです。
デイサービスといえば高齢者のイメージが先行するでしょうが、
障がい福祉サービスでは厚生労働省により『生活介護』と定められています。
他にも『作業所』という呼び方があります。
作業所は元々、福祉サービスが整わない時代から下請け作業を行う場として
作業所に集まって軽労働(軽作業)したところから始まった背景があります。
障がいを持つ方でも出来る仕事を委託する事業が今でも行政に存在します。
今はもう作業所とは呼ばず、就労支援事業所と名称されています。
就労支援事業所には最低賃金を保証するA型とそうでないB型があります。
その他訓練事業等がありますが、これには利用期限があります。
ハンデを持つ方が日中の生活場所として福祉サービスを利用する場合、
大きくこの3種類(生活介護・就労支援A型・B型)に分かれるのではないかと思います。
それではこの生活介護と就労支援は具体的にどう違うのか?
気になりますよね。
就労支援A型とB型の違いは作業の量・質が違います。
それによりA型は賃金がしっかりと発生します。
その代わり、作業課題が遂行できることが求められますので、
当事者の障がいレベルが問われます。
では就労支援B型と生活介護はどう違うのか?
気になりますよね。
生活介護には嘱託医や看護師、リハビリ専門職(PT/OT/ST)の配置が必要です。
また、職員配置率も高いです。
就労支援B型にはその規定があまりありません。
では内容はどうか?
ここが問題です。
あまり違いがないのが現状です。
人員による違いが指定基準の違いですので、行うサービス内容までは規定がないんです。
(間違ったことを言っていたらゴメンナサイ!)
法改正のため、作業所から生活介護に指定申請を切り替えた事業所も多くあります。
だからといって何か大きく活動内容が変化したかというとそうでもないように思います。
こんな言い方をしてしまうと良くないのかもしれませんが、
配置さえ満たしておけば、『好きにやってよい』ということなのでしょうか?
でも、それで困るのはだれでしょうか?
利用者さんですよね。
この事業所ではこんなことをやってます!ということが、
利用者さん、そのご家族にしっかりと見て説明できることが大切なのではないかと思います。
ボクたちの生活介護subaco trainingでは字の如くトレーニングが専門です。
日常生活動作に必要な運動を専ら行います。
ご飯は集団行動療法として、また巧緻動作の課題として出来る限りの自作を支援します。
理念としては『障がい者専用のトレーニングジム』です。
ハンデをもつ人にとってのノーマルなジムを作りたいと思っています。
健常者が考えた競技やトレーニング・レクレーションではなくて、
ハンデがあるひとの世界で創造されたジム(生活空間)に近づくよう日々、あれこれ考えさせてもらっています。
ボクらの生活介護が始まってもうすぐ3ヶ月目に入ります。
まだまだこれからです。
耳と目を傾けて行きたいと思います。
ハンデのある子どもたちから学び、ハンデのある大人に伝えられること、
ハンデのある大人から学び、ハンデのある子どもたちに、道をつくること。
さぁ、これからです!
Get back to where you once belonged!