大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

デイリーノート


みなさんには初心に戻りたくなった時、

よりどころにするものは決まっていますでしょうか?

私は学生時代の実習ノート(デイリーノート)です。

8年程前に書いた自分の考えに出会いたくなる時もあるんです。

読み返す時はだいたいが病んでるんですけどね。

でも、私の学生時代のノートを読み返しているとニヤけてしまいます。

(字の汚さではございません、、、)

一言で『こんな学生を担当したらムカつくんだろうなぁ。』です。

ノートの中にある一文

『リハとは利用者の身体的・精神的機能の現レベルを評価するのみでなく、可変性を予測し

次元環境への適応能力を高めることが必要である。そのためには支援者はあらゆる環境下における課題遂行に要する機能を予め熟知しておくことが必須である。未来に活きてこそ、質の高いリハだと私は考える。』

なんだってさ。

はっきり言って何様じゃ!と。。。

いやですねぇ、こんな学生。

バイザーに嫌われて当然ですよね。

そのバイザーが独立する前の私の上司だったのですが。

本当に感謝しています。

でも、こんな学生に、支援者に私は出会いたいです。

自分とは考えが180度違っても構いません。

口論になっても、それがむしろ成長につながると考えられるようになりました。

独立して思い知ったこと、それは会社があるから仕事がもらえるということ。

当たり前と思われる方が多いでしょうが、私は子どもでした。

20代で利用者さんや保護者の方には『先生』と呼ばれ。。。

いつの間にか自分がいるから仕事がある。

この病院で働いてあげている。などと思っているところがありました。

それが独立してみるなり、思い知らされる毎日です。

サービス自体よりも、まず信頼を得るために努力する毎日。

頭を下げる毎日。

本当に自分の小ささ、未熟さを痛感しています。

自分にがっかりです。

でも、幸せを感じてしまうんです。

妻もいて、子どもも二人いて、住宅ローンもしっかりあるのに、

崖っぷちな毎日に充実感を感じています。

仕事がないという不安。

任されるという喜び。

信じてもらえるということは生き延びれるということなんですね。

 

 

今、手にしているものの価値をどこまで理解できているか。

その価値をずっと深く知ることが出来た今日でした。

本当にありがとうございます。

仲間がいてくれて本当に良かった。

相手にして下さる当事者さんや支援者さんに出会えて本当に良かった。

人を幸せにしたいと思って働いている自分が、

実は一番、周りから幸せを与えられているのではないかと思ってしまうほど

大バカ野郎な私です。

 

 

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