ハンデを味方に。

ボクのこと、変わった子だと思ってるんだろ?
他の子と違うって思ってるんだろ?
靴を履くのに時間がかかって、歩き出したらいつも みんなの後ろ気味。
ラジオ体操、いつもみんなとワンテンポ遅れてる。
先生がみんなに向かって『そこの君!』と言えば、
ボクじゃなくても、とりあえず、みんなボクに振り向いてくれる。
変わった子だって思われている。
特別な子だって思われている。
なんでボクだけ?
みんなが違ってるんじゃないの?
初めはずっとそう思ってた。
幼稚園に通って、なんだか幼稚園から電話がかかってくることが多い。
運動会は先生がボクの近くにずっといてくれた。
いつも横から見てることが多いんだ。
先生がみんなと話している時。
みんなが教室で勉強している時。
でもね、
先生とみんなを見てるのが嫌いにはなれなかった。
運動会の思い出。
かけっこはみんなみたいに頑張れなかったけど、
走っているみんなを旗振りして応援したことが 思い出になった。
『がんばれー』って横から言えたことが楽しく思えた。
みんなと違うボクだけれど、
それを認めてもらえれば、
ボクが得意なことを みんなにしてあげられる気がするんだ。
一緒にやってみない?
百人一首。
歌の意味がわからないからやらないって?
そうか、まわりの子は意味の分からないものには弱いんだね。
ボクは意味のあるものには弱いけれど、
意味の少ないものには、意味を求めるみんなよりも、
努力できるのかもしれない。
片側から見たら『不利』かもしれない。
でも、ボクはボク側の見方があるんだ。
自立だってできるよ、きっと。
働くことだってできるよ、きっと。
ボクのやり方を君なりじゃなくて、ボクなりに許してもらえれば。
そうすれば、実はもっと暮らしやすくなるんじゃないかな?
そんな社会になれば、幸せになれるのはボクだけが?
君もだと思うよ。
社会の尺度・規準を整えて、
調べたり、支えることを大切にしていこう。
How does it feel to be
One of the beautiful people?
Tuned to A natural E
Happy to be that way.
The Beatles -Baby You are a richman