ママとはなれてみて。
写真はえいちん(2歳)がスヌーズレンルームで楽しむ場面です。
光がキラキラしてますね。
ただ単にこの部屋で遊んでもらっている訳ではなく、
ボクたちなりにも目的がありまして、、、今回はそのことも説明したいと思っています。
スバコの児童デイが始まって4週目です。
ママと離れてスバコで過ごすことは
発達障害をもつ子どもたちにとって簡単なことではなくて、、、
ずっと泣いてる子もいました。
落ち着いてもらうために2時間抱きっぱなしの日もありました。
すると徐々にスバコにも慣れてきたのか泣くことも少なくなりました。
でも、なぜ泣くのでしょうか?
本当にママがいないから泣くのでしょうか?
ママがいないから泣くのであれば、ママでないボクたちが抱いても泣くはずですよね。
ママがいないことに不安だから泣くのでしょう。
ママとは何でしょう?
不安を訴えるためにこの子は今、泣くことができています。
『泣く』ということが出来るんです。
『不安』を表出してボクたちを動かすことが出来ています。
『泣く』ことも『能力』と考えられますよね。
でも、ずっと抱っこされて不安を解消することはボクたち人員としても限りがあります。
支援者という社会資源との折り合いをつけて生活することも
発達にハンデをもつ子どもたちにとっては課題であり練習が必要だとボクは考えます。
支援には鮮度が必要だと思います。
えいちんが抱かれて落ち着きだしたことを評価して、
次にえいちんが好む感覚に誘うことが大切だと思います。
精神が安定すれば、次元の高い欲求を満たしていくべきですし、
それが遊びの発達、社会性の向上につながると思います。
おもちゃを渡すのも良いでしょう。
絵本を読むのも良いでしょう。
でも、子の発達状態にあった遊具を提示することが課題であり、
そこの評価がセラピストとしてのボクたちの強みでもあります。
えいちんは景観が好きなようでした。
窓から観る外の景色に落ち着きを得られているようでした。
観ている物はなんでしょう?
ビル・車などの構造物でしょうか?
人でしょうか?
青い空でしょうか?
白い雲でしょうか?
スバコのスヌーズレンルームに入ると抱っこも外れて目を少し大きくして
バブルチューブやライトを探るように触っています。
まだまだ原始的な光・音・匂いが楽しめる発達レベルなのでしょう。
『子どもってね、友達と遊ぶことが幸せなんだよ!』
確かにそうだと思います。
でも、それにも『能力』が必要です。
えいちんは今、ママに離れて過ごすことができつつあります。
落ち着くために抱かれて過ごすことから、
抱かれずに 好きな光をみつめて過ごせるようになりました。
1ヶ月間かけて、本当に少しずつですが、えいちんの様子は変化が認められています。
泣かなくなったんじゃなくて、
えいちんの好きな感覚で遊べるようになってきています。
すごいね。
頑張ったね。
光や景色で楽しめるのはママやパパが色んな場所に連れているからだと思います。
乳幼児期に自然を感じられる景観を与えてもらえているからこそだと思います。
ずっと観ているんだね。
目で楽しんでいるんだね。
さぁ〜来月はクリスマス♪
素敵なプレゼントがもらえるといいね♫
ってね。
Jingle all the way!