大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

予定を一緒に決めましょう。


スバコトレーニング(生活介護)の朝の様子です。

今日の一日の流れを利用者さんとスタッフが確認していました。

ただそれだけですが、とても大切なことです。

衝動性が強いことの原因は計画を立てる能力が問題のようにも思われますが、

長期記憶の問題も関係しているのではないかと思います。

 

記憶というと『現在』から『過去』にさかのぼることをイメージするかも知れませんが、

予定を立てるためには『現在』から『未来』について考えたことを『過去』としてさかのぼることも重要な能力だと思います。

ややこしいかも知れませんが、簡単に言えばこれからすることを順番に決めて、

その順番を覚えて、思い出しながら未来(現在の先)を行動するということです。

 

なんのためにこの順番にしたのか、その意味を理解して覚えていなければ、

結果の質や効率が上がらないことも多いと思います。

 

写真の和田さん、

大好きな写真をとるという活動は体操をして、ごはんを作って、みんなで食べて、片付けをして、整容をして、買い物に出かけて、着替えをした後ということになったそうです。

 

その順番をホワイトボードに書けば、メリハリのついた活動になってきたように思います。

 

『現在』から『未来』についての『過去』という難しい4次元操作の長期記憶の能力をホワイトボードに書かれた予定で補うことが出来たのでしょうか。

 

良い支援だと思います。

さらにできれば、写真をとるという活動がどうしてその順番になったのかが理解してもらえるよう支援できれば素晴らしいと思います。

 

(深く考えれば考えるほどボクにも説明が難しいです・・・。)

 

支援者が決めたからじゃなくて、

利用者が決めたからでもなくて、

その間に何か大切なことがあるんだろうと思います。

 

人と人との間には言葉では説明しづらいことがたくさんあるように思います。

感性というものでしょうか?

 

うまく話せなくても、

言葉が出なくても、

字が汚くても、

書けなくても、

もっと原始的で大切な媒体で伝えたり、感じとっているんですよね。

 

言葉だけじゃないんだなと思います。

 

メールじゃなくて、

電話だけじゃなくて、

会うことって大切なことなんだと思います。

 

また金曜日♪

 

 

 

 

I was born to love you

With every single beat of my heart

Yes, I was born to take care of you

Every single day…