今年の一句
また一歩
君の『できた!』に
会いたくて
〜背景〜
少し前に進めたかなと思えば、うーんと分からなくなって考えて、
そんな繰り返しの必死な毎日だったなと感じます。
来年も担当児童の『できた!』の笑顔に会えるように一歩ずつ進んでいきたいです。
努力します。
原 敬美
『音楽的な考え方があるんだな。』
そんなことを私たちは原トレーナーからこの一年間で教わりました。
原トレーナーは音楽療法を学んでいるsubaco kidsトレーナーです。
神経発達学や心理学、運動学などを基盤としている療育と
原トレーナーの個性の響き合いがとても素晴らしく思えた1年でした。
『ありのまま』を受け入れる原トレーナーです。
子どもたちを意識的に操作することが特に少ないトレーナーだと私は思います。
音楽的な考え方。
音楽的な関わり方。
どんな考え方、関わり方だと思いますか?
歌うような伝え方、
ピアノを弾くような演じ方、
楽曲を評定するような論じ方、
そんな機能が私たちの頭の中にはあって、
それが強い人と弱い人、それぞれあるんだなと私は学ばせてもらいました。
言葉で誘わなくても、子どもたちが集まる原トレーナーです。
言葉としては聞こえない情報。
象徴としては見えない情報。
そのような情報を使う事がうまいトレーナーなのだと思います。
11月ではふうくんの今までの取り組みについて、
お父さんと一緒に全体セミナーで発表したことが今年の大きな出来事ではなかったでしょうか。
お父さんもふうくんの成長に気がつき、私たちも今までの経過をビデオで観察し、発達の実感や今後の課題を改めて整理できる機会になりました。
ふうくんも来年でいよいよ小学6年生です。
進路の選択が迫られる年でもあると思います。
この1年をどのように向き合うのか?
どんな『できた!』を生むことができるのでしょうか?
そのために、一歩をどう踏み出し、一歩一歩をどう歩むのか?
発達を促す専門人として、
組織に生きる社会人として、
今を大切にしていきましょう。
耳で聴く聞き方と、
目で見る聞き方は、
全体をとらえたり、部分をつかんだりすることに大きな違いがあるのだと思います。
聞こうとしない音が聞こえても、
見ようとしないものは見えやすかったり、
見るためには注いで見ないと、思考に結びつきにくい分野があるのだと思います。
視に野がつく言葉があっても、
聴に野がつく言葉がないように、
それぞれに感じ方、気づき方、考え方に違いが生じるのだと思います。
私たちももっと原トレーナーの頭の中にあるものが
聞こえるセラピストになりたいなと思っています。
その頭の中の場所こそが才能であって、
子どもたちが原トレーナーに感じている魅力なんだと思います。
『できた!』をその素敵な旋律の伴奏で。
Baby’s good to me, you know,
She’s happy as can be, you know,
She said so.
I’m in love with her and I feel fine.
I Feel Fine : The Beatles