大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

今年の一句


ハンモック

揺られる子にも

時流る

〜背景〜

 スバコで気持ち良さそうにハンモックで揺られる子どもたちを見ていて思い立った一句です。

今が気持ちよくて、『ずっとこのままでいたいな』と思っていても、子どもたちにも大人へと近づくように時が流れています。

 一緒にこの場で過ごす一瞬一瞬を大切に関わっていくことが大切だと考えています。絶えず流れる時間に来年も関わらせて頂き、利用者様にとってよいアプローチができればと考えています。

藤本 奈美

藤本主任はみんなを後ろや横から支えてくれる『おかみさん』のような存在です。

3人の子どもを育てながら、自分の仕事を勤め上げています。

親としての立場からスバコの中で気になる点をスタッフのみんなにたくさん意見していました。

親が子に対して思う事と、

発達を支援する職員が子どもに対して思う事は、

同じようですが、立場の違いから軸が異なり、見えないものが隠れている事が多々有ります。

それを気づかせてくれるのが藤本主任です。

『親だったらこんなことをしてくれたら嬉しいかも』

『それは親にとっては負担だと思う』

そんなふうにトレーナーと子どもと親を考え、繋いでくれる存在です。

決して『親だからこう』と決めつけて考えたり、親の立場だけを主張するのではなくて、

『子どもに対して親はこんな願いがあったり、こんな努力をしたいと思っている人が多い』

という考えを教えてくれます。

そのような考えをみんなに伝えられるのは、藤本主任が育てる3人の子どもに対して

日々考えて、困ったり、迷ったりしながら子育てに向かい合っているからだと思います。

ここまで仕事を抱えながら、3人の子どもの保育園の送り迎え、小学校の行事、家事をこなす藤本主任は本当に凄いです。

立派な『母親』であり、

立派なみんなの『おかみさん』です。

一つの家族のようなスバコです。

藤本主任が細やかに、陰ながら注いでいる愛情でスバコが育っているように思います。

それは太陽の光ではなくて、土の中で根から伝わるような愛情です。

新年は藤本主任にとってどんな時が流れるのでしょうか?

私たちスバコにも、

子どもたちにも、

保護者にも、

どんな時が流れて、

その流れはどこに向かうのでしょうか?

目指すあの場所に、いつ、どんなカタチで到着するのか。

描いた理想が少しずつカタチになっていく瞬間、

そんな瞬間をずっと感じ続けながら

私たちの時も流れ続けてていくことを願っています。

いつも、いつもありがとうございます。

You and I must make a pact

We must bring salvation back

Where there is love

I’ll be there

      I’ll Be There – Mariah Carey