今年の一句
白い息
見えないものが
見えてくる
〜背景〜
一年前にsubacoに戻り、そこから大きな変化がありました。
春から係りの児童がついて、一人一人の児童のことを
たくさん考えるようになりました。
目に見える子どもの行動の裏にある
目には見えない機能的な弱さについて考えるようになりました。
まだまだ分からないことが多く、頭がパンクしそうになる毎日ですが、
一年前には全く見えていなかったことが少しずつ見え始めている気がします。
冬の白い息のようにぼんやりですが、
この微かに見えた何かの尻尾を逃さないように・・・
そんな、まだまだ道の途中の一年の終わりです。
藤原 靖子
藤原トレーナーはsubaco kids(感覚統合チーム)のスタッフとして活躍しています。
subacoが始まってから半年ほど経ってから入職しました。
subacoのトレーナーの中でも古株です。
一旦、異国の地に向かって空を飛び、
去年の冬に再びsubacoへカムバックしてくれました。
大きな海を越えて、空から日本を眺めて、私たちの場所に降りてきてくれたんです。
藤原トレーナーに再開できた子どもたちの笑顔がたくさんありました。
そんな藤原トレーナーの一句。
見えないもの
見えるもの
藤原トレーナーらしい言葉だと思いました。
見えないものが見えないままであることが続くこと。
この視界で進むことの弱さが、藤原トレーナーの強さなんだと思っています。
それは藤原トレーナーと初めて話した時からです。(今でもよ〜く覚えています。)
学ぼうとする人は始めから臆病であり、怖がりなんだと思うんです。
短気であったり、ちょっと変なクセがあったり。。。(私を含めての話しです)
そんな自分に気づいていなければ、案外堂々と道を歩き、生活の悩みも少なかったりするのだと思うんです。
でも、藤原トレーナーは自分を分析する力があるんですね。
藤原トレーナーはたくさん係りの子どものことについて相談を私にもちかけて下さいます。
藤原トレーナーと話すたびに、
自分自身のことを良く分かっている人なんだと日々、感じます。
そして、さらに自分の知らないことをもっと知っていこうとする人なんだと感じています。
白い息はどこにかかるのでしょう。
子どもたちでしょうか。
それとも、自分の目でしょうか。
そんなことを考えさせてくれる藤原トレーナーです。
これからもっと色んなものが見えてくるでしょう。
それは子どもたちの機能
自分の姿と能力
そして、
私たちがいるこの世界の風景も。
どこかで聴いた歌詞のようです。。。
There are places I remember
All my life, though some have changed
In My Life – The Beatle