大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

初心を忘れずに。


新人ヘルパー坂本の支援報告メールです。(ヘルパーステーションsubaco)

 

 

お疲れ様です。本日の〇〇君の移動支援の報告をさせていただきます。

電車に乗る際、前回は手帳を出すように私が促しましたが、今回は何も言わずに見てみたところ、〇〇くんが自分できちんと出して駅員さんに見せて改札を通りました。嬉しかったです!

しかし、改札の手前で立ち止まってから鞄から取り出しており、もう少し出すタイミングが早いほうがスムーズに通過出来るので、今後の課題かなと思います。

13時30分頃に交通科学博物館に到着しました。色々なブースを1時間程見て回り、その後1時間程はスタッフの方が案内してくださる館内ツアーに〇〇くんが参加したいと言ったので、そのスタッフの方や他のお客さんと一緒に模型の説明を受けながら見て回りました。

16時過ぎになり、〇〇くんがフライドポテトを食べたいと言ったので近くのマクドナルドに行きました。(一度博物館を出ると再入場出来ないことは伝え、それでも本人が行きたいと言ったためです)

そこでポテトを食べ、16時半頃にマクドナルドを出ました。まだ帰るには早い時間だったので通常電車で30分程で帰れるのですが、1時間程かけ、わざと沢山乗り換えをして色んな路線の電車を楽しみながらゆっくり家へ向かいました。

車掌さんに手を振ると振り返してくれ、〇〇くんはそれが気に入ったようで何度も車掌さんに手を振ってとても喜んでいました!家に帰る途中もずっと車掌さんが手を振り返してくれたことを喜んで話していました。

最近〇〇くんと私の関係の中で変化があったように思います。

いきいきで出会った当初は、私に対して会話どころか一緒に居ることも緊張していた〇〇くんですが、今では凄く積極的に話しかけてくれ、頻繁に名前を呼んでくれますし、手をつないできたりしてくれます。また、自分の意見もはっきりと伝えてくれるようになりました。

〇〇くんが落ち着いて安心出来る存在であること、より良い信頼関係を築いていくことが、良い支援が出来る基盤になると思いますので、意識して大切にしていきたいと思います。

本日もお疲れ様でした!ありがとうございました!

 

 

ヘルパーの坂本と〇〇君は元々、学校のいきいきという学童保育で出会った関係です。

坂本が2級の資格を取りたいということで、スバコのヘルパースクールを受講しました。

坂本に受講理由を聞いてみると、学童で出会った子(自閉症児)がきっかけで、

自分も障がいを持つ児童と関わる道に進みたいと考えたそうです。

で、どこの小学校?

スバコで支援している小学生でした。

 

ヘルパー2級を取得後、ボクたちのステーションで勤務してくれることになりました。

 

学童にいる時の児童、

移動支援中の児童、

同じ児童でも、場面が違えば様子も違うのですね。

 

 

ボクたちスバコ職員は学校で働いていないので、

学校にいる時の児童の様子を見ることができません。

お母様や先生方からの情報のみです。

ここで坂本が見たこと、感じたことは貴重だと思います。

まだまだ、若いですが自分が感じたこと、

大切だと思うことを信じて、支援の道に進んで欲しいと願っています。

 

特に逆転移しないように注意しようね。

きちんと一日の見通しを建てて、支援していきましょうね。

帰る時間が早くなったことについて、

本人のペースに合わせて支援すれば(例えば財布やカバンの出し入れ、食事動作など)

時間が余らないと思うよ。

ゆっくり、ゆっくり。

本人を前へ。

 

 

 

 

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