君の財布。
君がどんなに障害が重くても、
言葉が伝わらなくても、
指が動かなくても、
算数ができなくても、
お金の意味すら分からなくても、
お出かけ中、君のお財布は君が持っていて欲しいんだ。
お金を払う場所で一緒にお金が払えるようになって欲しいんだ。
君がいつかお金を自分で支払えるようになれば、
周りの人の君への見方が変わると思う。
『出来ない人』だなんて思われて欲しくないんだよ。
全部は出来ないかもしれない。
けれど、少しだけでも出来るかもしれない。
時間をかければ出来るかもしれない。
千円札をとりあえず出せるだけでもいいと思う。
財布のチャックを開けるだけでもいいと思う。
カバンから財布が出せるだけでもいいと思う。
重い期待かもしれないな。
でも期待されて何がおかしいのかな?
だって君はまだ子どもなんだ。
未来があるんだ。
これからなんだ。
君が『できない子』だなんて思ってないよ。
Better leave her behind with the kids, they’re alright.
The kids are alright.