大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

困ったら作る!


写真のコレなんでしょう?

そうです!そうなんです!

アレなんです!!

 

 

本人の部屋が散らかっている!

話し合った結果、かたづけようと。

 

縦に積まれた本を棚に並べても倒れてしまうという問題が発生。

本立てがない・・。(問題提起)

ということで児童(中3)が自ら即興で作った本棚です。

ダンボールとガムテープのみで作っています。

 

・本立てがあれば整理できる という計画

・買いに行く時間がない という状況把握

・自分で作れないか という問題提起

・ダンボールとガムテープとカッターナイフを用意する という計画

 

少しはアドバイスを行いましたが、ほとんどこの子が頑張っていました。

 

 

字が上手くない子に部屋が散らかっていることが多いようです。

(自分にとっても耳が痛いですが)

 

本棚という箱型にサイズの合わない本を無理矢理おしこんでしまう、

字がマスからはみでたり、自分の名前の最後の文字が紙からはみ出て足りなかったり・・・

空間認知の問題が関係するのでしょうか?

 

 

部屋や文字を綺麗なものにして、伝える・共有する他者に喜んでもらったり、

褒められて自らの報酬を得られたり・・・

こころの理論も関係すると思います。

 

どうすれば、整頓出来るのかが思いつかない、

とても手間がかかる気がして、やる気が生まれない・・・

プランニングの問題も考えられるでしょう。

 

 

相互関係があると思います。

 

大切なのは、

部屋やその子の字をみれば、児童の各機能発達のバランス分かることがあるということです。

この子においてはどうでしょうか?

そんなことを考えながら一緒に片付けをしました。

ただ単に散らかっている結果を見て、片付けようと対処行動を示唆するんじゃなくて、

『なんで散らかるんかなぁ?』とこの子に浸って考えてみるのも大切だと思います。

 

親が片付けてくれるから、子どもが片付ける動機が生まれないんだ。とかじゃなくて、

母子関係とセルフケアの問題をセットものばかりで考えるんじゃなくて!

甘やかしとかで片付けるんじゃなくて!!!!

 

 

子どもそれぞれの苦手な認知・記憶・運動等機能があっての結果だと思います。

 

簡単に言葉をぽろっと出す前に、よーく見てみよう。

じっくり付き合ってみよう。

 

 

とっても素敵な本立てでした♪

 

 

 

 

Beautiful.