姿勢がけ
FIM/機能的自立度評価表(Functional Independence Measure)では
言葉がけが介助に値するか曖昧にされているようです。
『言ったらできる』は『できない』のでしょうか?『できる』のでしょうか?
声かけは利用者に介助者の声かけを訴える道具。
では、言語能力が不十分な利用者にはどうすれば良いのでしょうか?
『きちんと座る』ことを伝えるために、
『きちんと座って欲しい』ことを伝える。
言葉以外で。。。
難しいですよね。
手振りで伝えることも良いと思います。
絵で示すことも良いと思います。
直接、姿勢を支援者の手で介助することも良いと思います。
方法はたくさんあると思います。
色々な方法の中で適度な介助を行うことが大切ですよね。
その『適度』を見つけることが とても難しいんですよね。
ボクたちはこの子に身体接触を用いて、姿勢をセンターに直接介助しています。
身体を触ることは無言の言語だと思います。
この子の気持ちが全て身体に出ているように思います。
話せなくても、自分の気持ちは身体に表れているんですよね。
だから色んな動き方をしてくれているように思います。
こちらの手の動かし方でこの子の身体を動かし、伝えるようしています。
『言葉』と『姿勢』は深くリンクしています。
姿勢介助を言葉でなく、姿勢介助で伝えること、
『姿勢がけ』とでも名付けられるでしょうか?
まだまだ介助が必要だと思います。
焦らず、焦らせず。
ゆっくり、ゆっくり。
Close to her.