大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

学生ヘルパーまぶちの報告メール。


こんばんは。

お疲れ様です。

 

〇〇さんの支援の報告です。

今日は海遊館に行きました。

人がそこまで多くはなかったのですが水槽は見にくい感じで

〇〇さんに「アザラシおるよー」や「ペンギンや!」とか言うと一回見て人がいなかったら近づくのですが、

人がいっぱいいるとそのまま進んでしまったりでした。

クラゲが珍しいのか興味を持っていたみたいです。

水槽のところで約1時間

お土産屋さんで約1時間ほどでした。

お土産屋さんでストラップを欲しいと言ったのですがお金が無く買えないと言うと

最初はまだ欲しがっていましたがちゃんと自分から直すことができました。

電車は立って体を揺らしている方が座っているよりも落ち着くみたいで

立ちながら一緒に歌を歌ったりすると楽しそうにしていて、

帰りに〇〇さんが「馬渕さんありがとう!」って言ってくれてすごく嬉しかったです!!!

ただ帰りにずっと立っているのが疲れたみたいで少し電車でしゃがんで寝転がってしまいました。

 

馬渕

 

 

海遊館に行ったのですね。

土日なので人が混み合う曜日です。

地域の人だけでなく、国内や海外の観光客に人気の海遊館やUSJは

ハンデをもつ人・子どもにとってさらに過酷なレジャースポットです。

ハンデのある人にとって資源が多い都会で生活する事は

環境が本人の能力を補助する反面、

人の多さが強い刺激となって落ち着けないという不利もあります。

 

電車は立って体を揺らしている方が座っているよりも落ち着くみたいで

立ちながら一緒に歌を歌ったりすると楽しそうにしていて、

 

素敵な支援だと思います。

本人に『共感』を示すことは保護者・支援者なら誰もが

『当然のこと』として認識していると思います。

でも、誰しもが出来る事ではないとボクは思います。

 

馬渕さんがこの子と一緒に電車の中で立って体を揺らしながら歌って行動すること。

簡単なことでしょうか?

 

誰でも出来ることかも知れません。

でも、誰もが出来ることでは無いと思うんです。

 

 

『電車の中だったらこうするべき』という考えが誰にもあると思います。

電車の中で立って体を揺らす事はマナー違反だと言われると・・・答えに困ります。

 

馬渕さんはこの時、色々な考えを頭の中で巡らせて対応している事と思います。

 

帰りに〇〇さんが「馬渕さんありがとう!」って言ってくれてすごく嬉しかったです!!!

 

この子の言葉がココロを動かしたんですね。

 

 

この子も立派な社会の1員だとボクは思います。

この子との関係により 小さくても 成り立つ社会があるんですね。

 

当事者も支援者も互いに 社会から華やかな光を浴びない生活かもしれませんが、

わずかにでも浴びるこの光はとても温かく気持ちの良いものだと思います。

分かち合える素敵な光です。

 

 

 

 

I’d love to turn you on.