意識って。
発達障がいを持つ子どもたちとの関わりにおいて、
子どもたちの『気持ち』を考える時、
知・情・意の点から見直すことも大切だと思います。
ここでいう『気持ち』とは正しくは『心理』や『意識』という言葉に近いと思います。
子どもたちの『気持ち』について考えるためには、
『意識』とは何かをしっかり理解しておく必要があると思います。
『意識』とは精神医学では『外界からの刺激を受け入れ、自己を外界に表出することのできる心的機能のこと』と定義されています。
つまりは目が覚めている、眠たいという単純な『覚醒』のレベルではないということですね。
そこが精神医学と内科学との『意識』の捉え方の違いではないかと思います。
精神医学では『意識』を『外からの刺激を知覚して、自分を外に表すこと』なのですね。
言い換えると『受け身な意識』ですね。
そして、外からの刺激に対して、どう反応するかではなく、
自分そのものの意識(能動的な意識)を『自我意識』といいます。
自我意識は『知・情・意』という側面から考えると分かりやすいと思います。
知は知覚・知能・思考・記憶など、
情は感情、
意は意欲です。
子どもたちが泣いたり、怒ったり、
集中できなかったり、人の話を聞いていなかったり、
それらの『気になること』を子どもたちの『意識』から考え、
知・情・意の三面に注目して分析することも大切だと思います。
『知』の機能が弱い子に対して、『情』に対してアプローチして、
『意』を引き出し、その結果、うまく自分を表現できることも多いはずだと思います。
分かれば、楽しいし、
楽しいから、意欲も高まるでしょう。
知から情へ、情から意へと。
でも、
分からないから、楽しくないし、
楽しくないから、意欲も高まらない・・・。
つらいですよね。
じゃぁ、どうするか?
さぁ、明日はスバコ・スタディ(勉強会)だ!
勉強しよう!
頑張ろう!!!
情や意で知が高まることだってあるはずさ。
気合いだね。
Fight!