晴れたらね。

スバコへルプサービスの伊場サポーターの報告を紹介します。
週に1度実施している移動支援について
パターンは2つあり、
①長居まで地下鉄まで行き、臨南寺へ参拝してから、長居公園を少し散策して、地下鉄で帰る
②スーパー玉出で、普段の軽食の買い出し
本人の自己決定能力を加味し、本人の体調や、天候によって判断しています。
パターンがあっていいですね。
パターンを選択する理由について、
『天候によって判断する』ということを和田さん本人は理解できていますでしょうか?
それが理解できていると、天気が晴れという知覚情報を『お寺にいける!』と認知できるようになるかもしれませんね。
そうなると、晴れに対する喜びも増えるのではないでしょうか?
例えば、ガイドの前の日は明日の天気を確認する活動を取り入れてみる等して、生活の質が高まるよう援助できればいいですね。
和田さんの場合、一つのルーティンな活動に幅を広げていくことが、生活をつなげて理解していくために大切なのではないかな?と思います。
今週は①パターンのガイドでした。
2週間ぶりの長居公園ということもあり、嬉しい感情、長居公園にいるという知覚、早く参拝したいという認知から、長居に到着してから、走って臨南寺に行こうとする行動が見られました。
和田さんは現在、靴の調整中で、歩きやすくなっているのもあるのかもしれませんが、心臓疾患により、オーバーワークを
させてはならないと気を配っており、僕は和田さんより移動速度が遅いという演出をし、待って下さい〜と
声かけをし、僕を気遣うように意識を向け、歩の制限をかけて同行しています。
本人は、急いた感情を制御し、止まって待って、次は歩いて、笑顔で臨南寺を散策していました。
ライフでは、トレーニングの場所ではない、と認知して頂くという点で、余暇にふさわしい感情を表出して頂けていると考えています。
素敵ですね。
楽しみを増やすための活動を1つの行事の中に組み込んでいきましょう。
和田さんにとって臨南寺はとても大切な場所なのですね。
色々な場所にいくことができるという自由や幸せがありますが、
いつも同じこの場所にいくことができるという自由や幸せもあるのですね。
同じことが同じようにできるということに自分の健康を尊く感じる。
それは和田さんが幼少時から入院生活していた経験や、育てられたお母様や学校の先生の思いが繋がっているのかもしれませんね。
伊場サポーターを筆頭に私たちもそんな和田さんの幸せな生活を引き継いでいきたいですね。
So, come on back and see.
Just what you mean to me.
I Need You – The Beatles