大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

木も手。


姿勢ってなんでしょう?

表現だとボクは考えます。

 

表現されたものは何か?

『心』である・・・。

 

確かにそれもそうかもしれません。

では『心』はどこにあるのでしょうか?

『脳』なんです。

もういちど、

『脳』なんです。

 

 

では『脳』は何をするところか?

感覚が入力されて、処理して、出力するところです。

 

では、感覚を入力するところはどこか?

 

感覚受容器です。

感覚の受容器はどこにあるのか。

目にも耳(内耳)にも皮膚にも関節にも筋にも腱にも、お腹にも・・・・。

そこから情報が脳まで上がるように入ってくるのですね。

 

 

さてさて、支援中の気になる場面。

 

 

subaco training(生活介護)を利用している わださんがお昼ご飯を作っている途中、

座って作業を中断しまうのはなんでだろう?

 

作業モデルで考えれば、『運動』から『停止(休息)』という解釈なのでしょうか。

 

 

姿勢から考えれば『立位』から『座位』に変わったと解釈もできるでしょう。

 

『発達障がい怠けなんかじゃない』

その通りです。

 

彼が座ってしまうこと、それを気持ちで考えては いかんのです。

 

立っている時にどこかの感覚受容器に入る刺激が本人にとって適時適量ではないのかもしれません。

 

それがどこか?

 

それが評価。

 

励ましの声かけだけが支援ではないのかも知れません。

 

肩周囲のトーヌスも肩関節の骨性な安定も低い彼にとって、肘で支えるだけの立位では作業に耐えるに耐えられないでしょう。

 

 

今まで彼をみて怠けているようには見えていなかったつもりのボクですが、

 

彼と過ごす1年が過ぎて、春になって、豊かなスタッフと彼を囲んで、

 

彼がそうにも見えるのであれば、

この姿勢にも介入が必要なのかと思ってきた今日、この頃。

今日はそんな彼と、学生の大村くんと植村くんと一緒に、

彼専用の腰掛けを作りました。

 

名付けて『中間いす』です。

立位と座位の間のいす。

 

岩鶴先生も青木先生も一瞬だけ手伝ってくれました。

今日はペンキを塗るまでして終了。

 

さて、明日はどうなる?

 

みんなに繋がるといいなぁ〜。

 

 

 

 

Wake up!

Stand up!

But,if I…