本年もよろしくお願い致します
皆様のおかげで昨年に終わらず、今年も新年を迎えることが出来ました。
subaco職員一同を代表してsubaco利用者・関係者の皆様方に感謝申し上げます。

障がいのある方々のお役に立てる仕事をさせて頂きたくて集まったsubaco職員の私たちです。
subaco利用者の子どもたちや保護者様からは発達のお手伝いに必要な先生と呼ばれ
成人当事者のメンバーさんからは自立生活に必要な2人3脚の1脚として選ばれ任せて頂き
支援を提供する側にも人生の喜びや課題を与えられ
subacoは今年も新年を迎えさせて頂くことができました。
新年早々、新事業所 subaco switch 靱公園を開設させて頂くことができました。
しかし、このような運びを喜んで頂ける方々は当該事業所をご利用して頂く当事者様のみであることと存じます。
私たちのような事業所や職員数が増える事態は社会全体において豊かであり、幸せなことと解釈することに自信を持つべきではないと感じております。
社会的な不利があることを感じている子どもや成人の方々、その保護者様側が社会に適応するために努力をするという目的が療育やリハビリテーションと呼ばれる活動の中には含まれています。
しかし、社会的な不利があると感じる側の方々が不利とは感じず、あるがままに受け入れられる社会であれば、私たちのような事業所は増える必要がないことと考えます。
当事者様本意で運営をするのであれば、私たちのような障がい福祉サービスを専門とする機関は自ら減らし、どなたでもご利用できる公的な施設の環境の中において発展していくべきであると感じております。
受け入れる社会に余裕がないことに問題があり、私たちsubacoもその社会の一要因であることを自覚致します。
とはいえ、理想を述べただけでは現実の差は解消されず、当事者様の願いを代弁させて頂くことのみが私たちの職務ではありません。
時代の流れに応じながら先を読み、理想に近づくように粘り強く諦めず、当事者様にとって目前の生活目標の達成に協力させて頂きながら次第に社会風潮を変えていくことが私たち提供者側の役割だと考えます。
また、支援を提供させて頂いている私たちにも家族やそれを持ちたいと願う個人の生活があり、また、このような支援を自分の職業として社会的役割を果たすことを志望する若者たちがいます。
subaco利用者様のみでなく、同じ志しを持ったsubaco職員が集まることで新しくsubaco switch 靱公園の開設に至りました。
新年度も新社会人が入職し、私たちsubaco職員先輩の責任の下で働く場をsubaco利用者様の皆様から与えて頂きます。
年を重ねる毎にsubaco事業所も私たちsubaco職員も増えつつあります。
私たち職員側のsubacoが発展していくのみではなく、当事者様側にとって『できた!』という良き人生の1ページが増えること、そして、障がいという概念と共に人として豊かとされる教育や活動が進化していくことを目指して、subaco職員・subaco利用者様と二人三脚で研鑽させて頂きたく願います。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
subaco職員代表
代表取締役 若杉 謙次郎
年の始めのためしとて
終わりなき世のめでたさを
松竹たてて門ごとに
祝う今日こそ楽しけれ
『一月一日』 千家尊福