正常比較

生後から
3ヶ月経つと頸が座り
5ヶ月くらいで寝返りを始め
6ヶ月くらいで座位が保てて
8ヶ月になるとハイハイしだし
10ヶ月でつかまり立ちが出来て
1歳で歩けるようになる
どの子もこの通りではありませんが
発達には順路があります
運動療法・言語療法・認知療法を提供するには
支援者が正常な運動・言語・認知機能を
理論・知識として覚える必要があります
発達過程の順序に特異性がないか?
どの程度遅れているのか?
どこでつまずいているのか?

評価は理論上の発達・健康状態の正常と比較して
差異を見つけていくことから始まります
正常と比較した結果を評価の土台として築き
その土台の上に親・本人の思いをのせていきます
個人・環境因子として
好きな遊びは何なのか?
家庭や園ではどのように過ごしているのか等
そのような情報から出発して評価を始めたり
個人・環境など背景の情報だけで
支援を具体的に進めていくことは難しいです
しかし
関わり方が理論・知識そのものでは
支援はうまく届きません
ご家族・本人の生活・体・心の個性に合わせて
加減調整していく必要があります

その調整こそが技能であり
経験によって養われた勘です
必要と考えられるアプローチを
どのように家庭や園・学校と連携していくのか
具体的にどう生活に反映していくのか
それらを決定するために
個人・環境因子を考慮していきます
知識が技能で活かされた時
感動が生まれます
『できた!』が生まれる瞬間ですね ♫
そんな瞬間に子どもとご家族が出会うために
今日も情意・知識・技術の研鑽を努める道
難しい時もありますが
幸せあふれる旅のような仕事です
おかげさまで来月でsubaco10周年です
コツコツいきましょう
