注意したくなる時。

注意する力が弱い子どもがいます。
自分の意識を一つの行動に定めたり、定め続けることが弱い子どもです。
そんな子どもは周りからどのように扱われるのでしょうか?
『こら!ちゃんと座ていなさい!』
『勝手に立っちゃダメ!』
『なんでボーッとしているの?早くしなさい!』
『いま何をしなくちゃいけないのか分かってる?』
注意の機能が弱い子どもは、周りから注意されてしまいがちです。
はたしてそれで良いのでしょうか?
算数が苦手な子どもに先生はどのように関わるべきでしょう?
答えを教えるのではなくて、解き方を教えるべきでしょう。
それでは注意の機能が弱い子どもに、注意するべきことを教えるのは良いことなのでしょうか?
それは良くないことなのです。
人から注意されて、自分の身の回りの行動や宿題が出来たとしても、それは注意の弱い子ども自身にとって『答えを教えてもらったから出来た』という経験になってしまいます。
注意の弱い子どもには、注意しないほうが良いのです。
それでは、注意の弱い子どもに対してどのように関われば良いのでしょうか?
それは、『後押し』を与えることです。
『後押し』とはなんでしょう?
自分の背中を押してくれるものであり、自信とも言えるでしょう。
落ち着きがないと感じている子どものお父さん・お母さんならば
『え!?うちの子は自信がありすぎて困るくらいなんですけど・・・。』
そう思ってしまわれることかも知れません。
でも、子どもが動いてしまう時の多くは、不安に負けてしまう時です。
不安だから、じっとしていられないことが実は多いのです。
そんな子どもが真の自信を手にいれるために、
まずは、私たち大人が子どもの力を信じることが大切です。
どうやって子どもを信じることができるのでしょう?
信じよと自分に言い聞かせれば、信じることができるのでしょうか?
そんな単純なものではないでしょう。
それではどのようにしましょうか?
一つ方法があります。
子どもに『勝負』を与えることです。
戦う相手は自分自身です。
その勝負に子どもが負けるかもしれません。
勝つためには戦略が必要です。
子どもがその戦略を使いこなせた時、
私たち大人には、その子が注意の解き方を手に入れたように見えるでしょう。
子どもの成長を感じる瞬間に変わるはずです。
注意機能の発達に遅れを感じさせる子どもへの早期介入。
それがsubaco switchのアプローチです。
Oh, we walk through the pale moonlight
With our love that is right.
Oh, my, my, my, ye-ah!
Rock It Baby – Bob Marley