福祉のこれから

障がいがある子どもや大人の支援
発達の支援
生活の支援
支援の仕事を特別な仕事
知識が必要とされる専門的な仕事
そのように認識されがちですが
本当はどうあるべきでしょうか?
皆でやるべきことだけれど
皆でしないこと
誰もができるべきことであるけれど
誰もができないこと
この仕事を
そんな仕事のように思う時があります
どうしてこの子は話さないのだろう
どうしてこの子は歩かないのだろう
どうすればこの人は自立生活が送れるのだろう
原因を考えて必要な援助を提供します
その援助がリハビリテーションと呼ばれたり
療育と呼ばれたり
特別支援と呼ばれたり
デイサービスと呼ばれたり
発達支援と呼ばれたり
居宅介護と呼ばれたり
移動支援と呼ばれたり
ショートステイと呼ばれたり
グループホームと呼ばれたり
当事者さんには様々なサービスが配備されます
そのような対原因ではなく
対ニーズに沿ったサービスが
平成初期にはあまりなかった日本でした
この国すべての場所でとはいきませんが
都心部の現在では福祉先進国の北欧諸国と
引けを取らないほどに日本の社会福祉サービスは
成長をみせました
この成果は福祉の仕事に従事する私達ではなく
サービスの必要性を訴えてきた当事者・ご家族の
訴求力であるように思います
これからが本当の第一歩だと感じています
他国に追いつくことが目標ではない現況です
増えていく障がいを
減っていく人口で
どう支えあうか
制度も
資格も
私たち各々も
在り方が変わっていくことでしょう
大変な時代を生きているんだなと感じます
七転八倒の毎日に皆で一喜一憂し
進んでいます

そんな私たちと当事者様の間に
一冊の本が生まれました
沢山買って頂けるような本とは思っていませんが
こんな一冊が残せたことを幸せに思います
一緒に書いて下さったRくん、Sさん、お父さん、お母さん、本当にありがとうございました
当事者さんの質良い生活のために
専門性を高めることだけではなくて
職境のない「これからの関わり」を
考えていきたいです
“Help with therapy”
“Play with therapy”
シンプルに考えることが
人の知だと信じています
できた!が今日も
今日がダメなら明日があるさ!
And when the night is cloudy
There is still a light that shines on me
Shine until tomorrow
Let it be
Let it be/The Beatles