大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

自分の向き


本日はスバコキッズ(感覚統合療法教室)の紙谷リーダーの報告を紹介します。

 

今週のりょうくんは4月9日から取り組んで来た縄跳び5回の目標を達成する事が出来ました。

始めの頃は本人も縄跳びに苦手意識があり、「嫌〜!」「やらない」と泣いてしまう日もあり、取り組むまでに時間がかかりました。

しかし、段々と2回3回と続けて跳べるようになり、本人の技能への信頼も高まっていき、失敗してもやめずに挑戦する姿が増えていきました。

5回縄跳びを跳べた日、本人と一緒に成功の動画を観ました。その時、笑顔で「出来た!」と言う表情がみれてとても嬉しく感じました。

来週は以前に行った検査を行なって機能的な変化を判定したいと思います。

本当に沢山頑張ってくれた りょう君の努力を「出来た」で終わらすのではなく、STORYとして記録していきたいと思います。

そして、りょう君の努力を学校の先生などにも知って貰いたいと考えています。

りょう君は自分の事を他者に伝える事にも課題があります。

「どうしたら上手く伝えれるか・上手く伝わるか」も考えていきたいと思います。

 

 

自分の技能への信頼。

私たちが一人の身で生きて暮らしていくのではなく、

この社会で、様々な人達や環境と関わって生活していくために

とても大切なものだと思います。

 

自分そのものを信じている・信じていないのではなくて、

自分の『技能』を信頼しているかどうか?

 

他人に自分ができたことを『すごいね!よくできたね!』と褒められることは、

それは、君が相手に『できないだろう(それに近い)』と思われていた、

もしくは、『自分には難しいこと』をが君ができたのであろうことが根本にあるのでしょう。

 

 

子どもたちにとって自分ができることが増えればどうでしょうか?

・親が手助けが減る

それもあるかと思います。

・人から信頼されて任される

それも素晴らしいことだと思います。

 

 

作業療法士のキールホフナーは技能の信頼が高まれば、

自分を方向づけることができるようになると説いています。

 

これは発達を課題として抱える子どもにとって、

とても重要なことですよね。

 

 

自分ってなんだろう?

自分って何に向いているんだろう?

 

 

それを教えてくれるものは『結果』であるとsubacoは考えます。

 

結果とは刺激に対する反応であり、

 

刺激とは子どもにとって『チャレンジ』でしょう。

 

今は人から与えられている『チャレンジ』ですが、

 

少しずつ自分の力を信じることができて、

やってみたいと思えることが増えて、

君のことを頼りにする人たちが増える。

 

 

そんな『参加』につながるように進んでいこう。

 

たかい たかい ジャンプだね。

 

 

 

 

See how they shine
If you need a friend
I’m sailing right behind
Like a bridge over troubled water
I will ease your mind

Bridge Over Troubled Water – Simon And Garfunkel