大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

身をこなす。


自分の背中ってどうなっているのだろう?

みなさんは そのようなことを疑問に思われたことはありますか?

ボクは自分の背中を生で見たことがありません。

(みなさんも同じですよね?とても身体の柔らかい方は別ですが・・・)

 

自分の背中がどうなっているのかを知るために、

鏡を使ったり、ビデオを撮って見たことがあります。

今でも 勉強会などで自分の背中が写っていることを生の目で見ることがありますが、

自分の背中を確認すると『意外とおおきいんだな。』『なんにもないな』など、

新鮮に感覚します。

 

いつも見えない自分の身体の部分を見ることに、

『自分の背中ってこんな形になっているのか』と発見して小さな驚きも感じますし、

『自分の背中があって良かったな』とわずかな安心ももたらしてくれます。

 

子どもたちは

そんな『自分の思っている身体についての知識』と

『本当の背中の大きさや幅・形・重さ・関節の回転軸など』が

どの程度、差があるのでしょう?

 

発達障がいがあって、

うまく着替えることができなかったり、

歯を磨けなかったり、

座って本を読んだり字を書いたりすることが難しかったり、、、

 

身体運動を伴う生活行為が苦手な子どもたちは、この差にも原因がある場合があります。

 

 

本当の自分の背中とうまく付き合っているかなぁ?

 

 

物をうまく扱うために、

物に子どもが なじむだけではなく、

子どもが子どもののカラダの全体や部分をうまく使いこなせるように、

『遊び』でもって学んでもらいたい。

 

そんな思いで、今日もsubaco kids。

 

写真は藤原先生とふーくんの遊び『背中のお屋根』です。

藤原先生は板(お屋根)が接触している背中の頸胸椎移行部を胸腰椎移行部や両股関節・両膝関節の屈曲・両足関節の背屈して、

頭部から足部の方向に運動を連鎖しながら水平位に近づくよう運動を企てていますが、

ふーくんは胸腰部や股関節など、板が接触していない部位はあまり動かさず、頸胸部の屈曲の一本勝負!です。

ふーくんの板が右側に落ちそうです。

ふーくんの胸腰部はやや右に曲がっているようにも見えます。

ふーくんは板と背中が接触している位置の変化を知覚して、

すぐさま胸腰部を左に曲げることができるでしょうか?

 

結果はいかに!?

 

 

 

 

That was close!