大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

運動会

ボクは何か違う

みんなとボクは何か違う

 

あの子とあの子は

互いに違いはあるけれど

みんなの中に入ってる

 

ボクもあの子と違いはあるけれど

ボクはみんなの輪に入っていない

 

 

そんな気がする運動会

 

 

みんなで1つのリレーも

みんなで1つの玉入れも

みんなで1つの綱引きも

みんなで1つというよりも

みんなと1人のように感じてしまう

 

 

 

 

不器用だと思う

 

走っても手足の動きが揃わない

胸ばかりが前にでる

 

 

恐がりだと思う

 

みんなの声援の大きさに

励まされるより脅かされる

 

 

 

中心的だと思う

 

先生の言葉や周りの視線が

自分だけに向いているように感じる

 

 

 

聞いていないと思われる

 

助詞混じりの指示を聞いて

意味をイメージするに間に合わない

 

 

 

一人一人の違いってなんだろう

個性ってなんだろう

 

 

 

足の速さや背の高さに

みんなそれぞれ違いがあるけれど

ボクが感じるこの不安は

いったいどこからやってくるのだろう

 

 

 

個性をこえた範囲だと感じている

ボクはみんなの範囲を眺めてる

 

 

 

それでも今日は運動会

 

いよいよ最後のプログラム

流行りの曲で

みんなと踊る

 

 

一位もべべもないこの種目で

ボクは精一杯踊るんだ!

 

Let’s get over the rainbow

 

腕を広げて

しゃがんで回って

ジャンプする

 

虹だと信じて練習し

縄跳びだって飛べるようになったんだ

 

体が動く感覚を楽しく思えるようになったボク

思うように動けるようになってきた

 

 

反復運動の拍に気づいて

肩や膝の動きに合わせて

リズムをとれるようになったんだ

 

長く感じた閉会式

空っぽの水筒をぶら下げて家に帰る

 

チカラない「ただいま」に

「いい顔してたぞ」とおかえりなさい

 

パパから言われたその言葉

ボクの笑顔がみんな中にあったんだ

 

 

嬉しくなれた運動会

 

こんなボクも

 

ボクでいい

 

 

 

 

 

Help me if you can, I’m feeling down

And I do appreciate you being ‘round

 

 

                             Help! / The Beatles