大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

重みを伝える。


日常、大切にしている右手と左手。

私たちはこの両方の手を大切に使えていますでしょうか?

 

片手を動かしながら、片手を止める。

一つのまとまった仕事に対して、左の手の仕事、右の手の仕事が別であること。

両方と言いましたが、実はそれぞれ個別の存在といって良い程、

右手には右手の考えがあって、左手には左手の考えがあるのですね。

 

 

発達障がいといわれる子どもたちの中でも、運動に問題を抱える子どもたちがたくさんです。

 

『不器用』とくくられる子どもたちが多いです。

 

そのような子どもたちが、日々両手をうまく使いこなせているか、、、

なかなか難しい子どもが多いです、

片手というよりも、腕一本。

指というよりも、手一かたまり。

そんなイメージで手仕事(食事や更衣、トイレなど)をしている子が多いです。

そんな子どもたちに、

『日常片手でやってしまっていることを、両手を使ってやりましょう!』

なんて声をかけても難しいでしょう。

 

だって、本人なりに片手で片づけるやりかたを見つけて、それで生きてきているんですから。

 

だからこそ、新奇なお仕事を。

 

写真はスバコキッズ(児童発達・放課後等デイサービス)での大工仕事の一場面。

 

スバコで使う遊具を一緒に作っています。

 

左手の固定があまくて苦戦しています。

 

でも、格好(姿勢・構え)は安定しています。

固定とは何か。

しかっりと持つこと・握ること、

それだけじゃなくて、自分の重さ(質量)を重心位置を変化させて、

物に伝えることも大切です。

 

物を信じて自分の重みを加えること。

それを自分の足の裏で感じている圧から解釈すること。

 

大工仕事だって運動ですね。

 

 

 

 

Baby’s good to me, you know,

She’s happy as can be, you know,

She said so.

‘m in love with her and I feel fine.

           I feel fine   – The Beatles