大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

野崎君の報告メール。


新人の野崎君から報告メールがありました。

 

今日とても楽しい時間を過ごす事が出来ました。時間の流れも非常に早く感じましたし、もっと一緒に遊びたいと思いました。〇〇君からしたら貴重な遊びの時間を色々と時間の面で迷惑をかけてしまいました。8月中に、あと4回遊ぶことが出来るので、もっと時間に余裕をもって支援させて頂きたいと思います。

あと、些細な質問なのですが、支援活動中は自分のことをどのように呼べばいいんですかね?今日はずっと僕と言っていました。

しょうもない質問ばっかすいません。こんな僕ですがアドバイス頂ければと思います。文章汚くてすいません。

 

 

とても謙虚な内容ですね。

上の文章以外にもたくさん綴っていて、本当に色々考えて支援しているんだなと感じます。

野崎君は19歳です。

学業の傍ら スバコで子どもの支援をアルバイトとして勤務しています。

支援という仕事を『遊び』と考えているようです。

仕事バリバリのベテラン社会人からすれば、『仕事』を『遊び』と言葉にするなんて・・・と思うかもしれませんが、

決して野崎君が怠けているという意味ではありません。

子ども目線で考えているのだと思います。

『本人に合わせる』という思いから自然に出た言葉なのだと思います。

 

ボクはそれがとても素晴らしいと思いました。

若さゆえの『強さ』を感じました。

療育は遊びの中から発展すべき課題が多いのは確かです。

 

『設定した遊びの中で選択的に支援する』ことが療育者の能力のように思いますが、

『遊びきる』ということも療育者の能力だと思います。

『遊びながら・・・』ではなくて、

徹底的に『遊びきる』ということ。

 

 

遊びきったあとで、振り返るくらいで調度良いのではないかと思います。

 

野崎君の報告メールで大切なことを教えてもらいました。

 

野崎君の質問にある『自分のことをどう呼べばよいか?』について、

『先生』、『オレ』、『僕』、『野崎さん』いろいろ選択肢がありますね。

 

僕は自分の名字に『さん』付けで呼ぶことが多いですが、

児童によって使い分けることが大切だと思います。

 

呼び方で関係の距離も変わると思います。

初めは遠くに感じてもらうよう設定したほうが良いのかどうか、

この距離をこの子がどう扱っていくのか、

 

知りたくてなりません。

野崎君はこの〇〇君に自分のことをどう意識されたいと思うのでしょうか?

自分との関わりから〇〇君にどんなことを学んで欲しいのでしょうか?

答えは出ているんじゃないのかなぁ。

 

考えようぜ。

悩もうぜ。

らしく!

 

 

追伸

すいません』 じゃなくて『すみません』や!

『失礼します』ならさらにGOOD!!

 

 

 

 

Stay gold!