長寿。
subacoでは若干名ですが成人のデイサービスを行っています。
生活介護subaco trainingです。
この春から新しくメンバーが加わりました。
いのうえさんです。
支援学校を卒業した18歳の青年です。
彼が横になってトレーニングをしている際、気づいた靴下の裏。
『長寿』
一部介助で歩行が可能な方ですので、おそらくお母さんが滑らないようにとゴムイボ付きの靴下をチョイスされたのだと思います。
改めて見るこの『長寿』
口にしてしまった言葉が『おじいさんみたいですね。』でした。
でも、冷静に考えてみるとあとで、失礼なことを口にしてしまったなぁと感じています。
彼は高次脳機能障がいと身体機能障がいが合併しています。
楽しいことを考えることが好きで、笑い声と笑顔がよく似合います。
(ただ感情のコントロールが難しく、笑いを抑えきれず全身の緊張が上がってしまうことがあります。)
彼と一緒にsubacoで過ごして1ヶ月が過ぎました。
そんな彼の靴下を見てニヤけてしまいましたが、
『長寿』。
大切な言葉なんだと思います。
彼自身にとっても、彼と共に生活していくご家族さん、職員のボクたちにとっても、
彼を指導してきた学校教員の方々にとっても、
彼の『長寿』が喜ばしいことであるように。
QOLのL(life)が『生活』のみでなく、『人生』であり、『生命』であること。
『当たり前』を捨てることで、見えてくることがたくさんあるように思います。
Now I can see you, be you
How can I ever misplace you
How I want you
Oh I love you
You know that I need you.
Ooh I love you.
Long Long Long – The Beatles