大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

2動作と3動作


ちょっと悩んでいます。

担当しているお婆さん。

両膝に関節症があり、左側だけ人工関節。

右側は手術せずにペインクリニックを続けてご自宅で生活されています。

もっと左側の下肢で体重を載せられるように。。。

それでも、疾患が一つだけではないのが高齢者の世界。

10年ほど前に腹壁ヘルニアがあり、左腰のオペ創がかなり大きいんです。

10センチはあるかな。

(今は内視鏡手術が広まっていますが、少し昔はバックリ切っちゃってしまうんですね。)

この影響か、左下肢(特に股関節周囲)の筋力・感覚がなかなか変わらず。。。

右手で杖を持つ習慣も変わらず。。。

オペして人工関節入れて左側で右膝をかばって、

もう少し歩行能力を長持ちさせるはずの人生計画だったのかも知れません。

 

歩行動作は今でも2動作です。

2動作は杖と反対側の下肢が同時に降り出される動作です。

この方の場合、右手と左下肢が同時に降り出されます。

ということは、

 

右下肢で片足立ちを繰り返して歩かれるという事です。

それだけに、右下肢のストレスは大きくなりますよね。

手術をしていない右側の膝に負担を加えるという事です。

2動作に対して3動作があります。

3動作とは、杖を振り出して、杖が地面に着いてから反対側の下肢を振り出す動作です。

この3動作ですと右下肢は片足立ちにならずにすみます。

つまり、右膝へのストレスを左上肢で分散させることが期待できます。

 

 

リハビリってなんでしょうか?

 

『もっと頑張れ!』

『きっと良くなるよ!』

 

 

ほんとですか?

 

 

いずれは歩けなくなる身体。

やがて消える命の灯火。

身体機能を維持する事はご高齢の方や重度障害者の方にとっては重要なリハビリだと思います。

維持を目的に行うリハや介護が必要ならば、

場合によっては、機能の落ち方に合わせて

自立度や難易度を下げてゆくことも必要なのでしょう。

 

 

良くなるためでなく、悪くならないために。

 

『機能』が『昨日』と同じ発音の『きのう』であることも何か深い意味があるのでしょうか?

 

後ろを思いながら前を見る。

そんな生き方、関わり方があるんですね。

 

なんだか深みにはまり、文章が支離滅裂になってしまいました。

 

 

Yesterday all my troubles seemed so far away

Now it looks as though they’re here to stay

Oh I believe in yesterday