OnとOff
ADHDなど、多動的傾向がみられる子どもたちにとって、
休息をとることはとても大切だと思います。
でも、『休もう!』といって休めるかどうか、、、
難しいですよね。
休息をとることも能力だと思います。
疲労を感じることも能力です。
血中酸素飽和度や心拍数、体温、血糖値、脳の覚醒状態、筋疲労度等、
ボクたちは様々な恒常性をもとに、今ある身体の状況を把握しようとしています。
そして、前頭葉で指令(抑制・脱抑制)を行います。
多動傾向にある子どもたちにとって、もっと開放的にわんさか遊ぶよう関われば、
子どもたちも喜ぶかと思います。
でも、発達支援を目的とした遊びがそれで良いのかどうか。
それでは、多動を誘発しない遊び方が良いのか。
これは議論すべきでしょう。
部屋に遊具が一つしかないようにすること。
確かに、遊びが様々に転動しないでしょうが、
それは能力でなく、環境によって補助される範囲の課題だと思います。
『少しだけ』
『ほんのちょっとでいいから』
という思いで、身体を止めてもらうことはどうでしょうか?
支援者が多動傾向にある子どもたちに
ほんの5秒でも身体を止めることを休憩として認識してもらえるように
子どもたちに求めて関わることが大切だと思います。
そして、少しだけ身体を止めた時に、子どもたちが遊び始めて感覚したこと、
『やったぁ!』
『もっと遊ぼう!』
さらに遊べるようになった感覚(パフォーマンスの向上)を通じて、
休息の価値に気づいてもらうことが出来れば!
とは言いつつも、なかなか難しいいのですが。
それでも、少しずつ、
スモールステップ!
いっぱい遊んで、ちょっとだけ休んで、またいっぱい遊ぼうね!
ちょっとをちょっとずつ!
It’s time to breath.