大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

subaco scoop! 大成功


今週はスバコの全体セミナー『subaco scoop!』が開催されました。

発表会の主人公のふうくんとお父さん、お母さん、

そして、ふうくんの大好きな学校担任の青木先生もご出席下さいました。

 

 

係りの原サブリーダーが、ふうくんの目標であった『学生服の更衣動作(ボタンどめ)の獲得』に向けて取り組んだ約半年間の二人の道のりと成果を発表しました。

手指の協調運動・巧緻運動等の評価を踏まえて、ユニークなアプローチを紹介されました。

 

参加者皆さんの前で着替えの動作を発表したふうくん!

半年前と比べて、見事に制服に着替える動作(更衣動作)が上達していましたね。

 

小さくても、確かなゴールが実感できた発表会でした。

 

 

ふうくんパパからは今までたくさんのことを教えて頂きました。

発達にハンデを抱える子どもの親の立場として、

スバコスタッフ向けに講演をして頂いたこともありました。

 

中でも、特に印象に残っているお話があります。

 

『ふつうの子ならすぐにできることが、うちの子はすごく時間がかかって出来なかったりすることが多くあります。でも、どんなに些細なことでも、うちの子が出来た時、とても強く喜べることは発達障がいのある子どもの親の特権だと思います。』

 

できないことが、できた喜びはどこからやってくるのでしょう?

できないことができて、親・大人までもが嬉しくなるのはなぜでしょう?

 

それほど、近くでお互いが注ぎあっているからでしょう。

 

さぁ、来年から中学生の学生が制服のボタンを閉じれるようになりました。

学生服を着ることができたら、仲間に入れる場所がある。

ネクタイを閉めることができれば、仲間に加われる場所があるでしょう。

それが能力であり、

私たちスバコのお手伝いです。

 

思いそのものではなくて、

理由が具体的な努力へと導いていきます。

 

 

来月のスバコスクープはどんな『できた!』に出会えるでしょうか。

みんなドキドキしています。

 

 

 

 

There, there’s a place
where I can go
when I feel low
when I feel blue
And it’s my mind
and there’s time
When I’m alone

The Beatles-There’s a place